演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

年間数例施設の膵島十二指腸切除術における膵管胃粘膜吻合術(lost stent)

演題番号 : P20-8

[筆頭演者]
田澤 賢一:1 
[共同演者]
眞鍋 高宏:1,2、土屋 康紀:1、山岸 文範:1、塚田 一博:2

1:新潟県厚生連糸魚川総合病院 外科、2:富山大学 医学薬学研究部 消化器・腫瘍・総合外科

 

【目的】膵島十二指腸切除術(PD、PpPD)後の膵管胃粘膜吻合術(PG、lost stent)の安全性を臨床病理学的に検討。【対象】過去12年間に当院で施行したPD、PpPD症例35例(2.9例/年)、平均年齢:70.0歳、男:20例、女:15例。疾患はVater乳頭部癌: 11例、胆道癌:14例、膵癌:5例、他疾患: 5例。【PG手技】定型的D1-2リンパ節郭清術後、Treitz靭帯から空腸断端を挙上、胆管空腸吻合(6Fr膵管tube、lost stent内固定)施行後、胃体下部後壁全層にpin-hole状小切開を加え、胃壁全層と膵菅を5-0 PDS-IIにて前壁3-5針内反、後壁3-5針外反にて結節縫合施行、4Fr膵菅tubeをlost stent内腔固定、胃後壁漿膜筋層-膵実質(腹側、背側)を5-0 Proleneにて約16の結節縫合を施行(胃漿膜切開未施行)。前結腸経路で十二指腸空腸吻合術施行(IVB-1)。【結果】PGを16例に施行、外瘻併設する膵空腸吻合症例(PJ群、n=19)と比較、PG群で術後離床、ED開始日が早く、術後血清AMY最大値、3rdPOD排液AMY値が優位に低く、grade B以上の膵液瘻を認めなかった。DGE、他合併症、術後在院日数に差はなかった。【まとめ】PGは、PD、PpPD年間数例施行施設においても、安全に実施可能な膵管消化管粘膜吻合術である。

キーワード

臓器別:膵臓

手法別:手術療法

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