演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院における肝内胆管癌の臨床的検討

演題番号 : P18-9

[筆頭演者]
石上 敬介:1 
[共同演者]
金戸 宏行:1、飯田 智哉:1、佐々木 基:1、永縄 由美子:1、中垣 卓:1、佐藤 修司:1、清水 晴夫:1、佐々木 賢一:2、澁谷 均:2、今 信一郎:3

1:市立室蘭総合病 消化器内科、2:市立室蘭総合病 外科、3:市立室蘭総合病 臨床検査科

 

【目的】当院で経験した肝内胆管癌症例を臨床的に検討することを目的とした.【方法】2001年-2012年に当院で臨床経過,画像検査などで肝内胆管癌と診断し,外科切除,剖検,生検などで組織的に確定診断が得られた29例を対象とした.患者背景,腫瘍背景,治療内容,予後などに関して解析を行った.【結果】≪患者背景≫年齢40-93(中央値71)歳,男性20例,HCV/HBV/肝内結石/胆道拡張症術後 4/2/2/1例,同時性異時性重複癌8例.≪腫瘍背景≫腫瘍径2.0-10.2(中央値 5.0)cm,腫瘤形成型/腫瘤形成+胆管浸潤型/胆管内発育型 11/17/1例,高分化型/中分化型/低分化型腺癌 4/15/10例,CEA 1.4-1652.4(中央値7.1)ng/ml,CA19-9 2-146458(中央値304.5)U/ml,Stage I/II/III/IVA/IVB 0/5/4/1/19.≪初回治療≫切除/化学療法/BSC 7(治癒度A/B 3/4例)/13/9例.化学療法のfirst line UFT/FP/TS1/GEM/GEM+CDDP 1/2/1/5/4例,second line UFT/FP/TS1 2/1/4例 third line CPT11/CPT11+CDDP 1/1例であった.≪予後≫全症例のMSTは328日,切除群1320日,化学療法群305日,BSC群134日であった.生存期間に関与する因子は単変量解析で腫瘍径,CEA値,リンパ節転移の有無,遠隔転移の有無,Stage,治療の有無などがあげられた.多変量解析ではStageと治療の有無があげられた.【結語】肝内胆管癌はいまだ予後不良な癌種であるが,外科的切除可能例に対しては積極的な切除術を,切除不能例には化学療法を行うことで予後の改善が得られると考えられた.

キーワード

臓器別:肝臓

手法別:化学療法

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