演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

悪性消化管閉塞に対する治療

演題番号 : P17-6

[筆頭演者]
豊見山 健:1 
[共同演者]
中川 裕:1、野里 栄治:1、長嶺 信治:1、宮城 淳:1、永吉 盛司:1、大嶺 靖:1、知花 朝美:1

1:沖縄赤十字病院 外科

 

【目的】悪性腫瘍消化管閉塞に対して当院で行った治療について治療内容とその効果や合併【対象】2010年7月から2012年12月までに当院で治療を行なった悪性腫瘍が原因の消化管閉塞症例 47例(男性23例,女性24例)【結果】原発は結腸癌19例,直腸癌10例,膵癌6例、胃癌3例,婦人科癌2例,その他7例であった.Performance Statusは1が15例、2が7例、3が9例、4が18例であった.外科治療は32例に行われており、Colorectal tubeで減圧後切除術が8例、腸管ステント留置後切除が8例、胃空腸バイパス術8例,人工肛門造設6例,腸管バイパス術3例,小腸切除1例、胃瘻造設術1例であった.術後症状改善効果があったものは30例(94%)で、不変2例であった.術後合併症は6例で腹腔内膿瘍3例、創感染2例、カテーテル感染2例、縫合不全1例、イレウス1例、下痢1例(重複あり)であった.術後7日以内の早期死亡なく、30日以内の死亡は2例であった.死亡までの期間は14-660日(平均229日)であった.保存的治療のみは15例でいずれも酢酸オクトレオチドによる治療が行われていた.重篤な副作用はなく、症状緩和などの効果が認められた症例は12例(80%)で、経口摂取可能となったのは11例(73%)であった。死亡までの期間は1-57日(平均21日)であった.予後は一時退院27例,死亡退院16例,転院4例であった.【考察と結語】比較的全身状態が良く,予後が見込まれる症例では手術治療によりQOLの改善や予後の改善が得られた症例が多かった.高度の癌性腹膜炎症例や全身状態の悪い症例では手術治療により致死的な合併症やQOLを損なう合併症もあり,手術適応には慎重な評価が必要である.手術治療が行えない場合には酢酸オクトレオチドによる治療が有効であった.

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:手術療法

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