演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

肛門管癌に対する根治的放射線治療成績

演題番号 : P16-6

[筆頭演者]
立花 和泉:1 
[共同演者]
石川 一樹:1、金森 修一:1、中松 清志:1、小池 竜太:1、松浦 知弘:1、横川 正樹:1、西村 恭昌:1、建部 仁志:1

1:近畿大学医学部 放射線科(腫瘍学部門)

 

【目的】肛門管癌に対する(化学)放射線治療の効果および合併症を検討した。【対象と方法】対象は2004-2010年に当科で根治的放射線治療を施行した肛門管癌9例で、経肛門的腫瘍切除術後の断端陽性例を1例含んだ。年齢の中央値は71歳(47-81歳)、組織型は扁平上皮癌:基底細胞癌=8:1例、病期はI:II:IIIA:IIIB=4:2:2:1例、腫瘍長径の中央値は35mm (15-70mm)であった。照射野は36-45Gyまで小骨盤腔から両鼡径部とし、肉眼的腫瘍体積に縮小し57.6-63.4Gy(中央値59.6Gy)まで照射した。1例で強度変調放射線治療(IMRT)を施行した。高齢の1例を除く8例で化学療法を同時併用した。化学療法の内容はMMC 10mg/m2+5FU 800mg/m2χ4dが6例、(CDDP 20mg/body+5FU 750mg/body)χ5dが2例であった。【結果】観察期間の中央値は57か月(29-70か月)であり、全例でCRが得られ無再発生存中である。急性期合併症としては、G3肛門周囲皮膚炎3例、G3の白血球減少1例を認めた。IMRT例では下痢と会陰部粘膜炎が軽度であった。晩期合併症は、G3肛門狭窄1例(経肛門的腫瘍切除後症例)、G2直腸出血1例を認めた。【まとめ】肛門管癌に対する化学放射線治療により肛門機能を温存出来、良好な治療成績が得られた。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:放射線治療

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