演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

練馬総合病院における80歳以上の高齢者消化器癌に対する化学療法の評価

演題番号 : P14-1

[筆頭演者]
栗原 直人:1,2 
[共同演者]
小泉 亘:1、市原 明子:1、松浦 芳文:1、井上 聡:1、飯田 修平:1、蔵野 弘美:2、大友 順子:2、渡邊 輝子:2、平瀬 陽子:2、金内 幸子:2

1:練馬総合病院 外科、2:練馬総合病院 化学療法センター

 

高齢者の悪性疾患に対する化学療法は積極的治療の是非について意見が分かれる。今回、当院における80歳以上の高齢者に対する化学療法の現状を検討した。対象は2011年1月から2013年4月に当院で消化器癌に対して化学療法を施行した80歳以上の患者30名を対象とした。平均年齢は84.3±3.8歳(80-94歳)、男女比は12:18、疾患および化学療法は大腸癌15例(FOLFOX6例, FOLFIRI3例, IFL 5例、SOX 1例、bev併用7例)、胃癌4例(PAC,CDDP+TS-1)、肝胆膵悪性腫瘍8例(GEM)、Vater乳頭癌1例(GEM)であった。化学療法施行回数は9.7±12.2回であった。平均施行回数は大腸癌15.5回、胃癌3.8回、肝胆膵悪性腫瘍4.4回であり、2013年5月現在の死亡率は大腸癌27%、肝胆膵悪性腫瘍55%、胃癌59%であった。大腸癌では10回以上長期投与は9例(10-63回)であり、長期生存症例が得られている。高齢者の場合、腎機能や併存疾患は個人差が大きく,十分な検討が必要である。一方、化学療法施行回数が多い症例ほど生存期間が延長する可能性がある。高齢者の進行・再発症例に対しても化学療法によりQOLを維持しながら、長期予後が得られる可能性がある。文献的考察を含めて報告する。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

前へ戻る