演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

切除不能・再発進行胃癌に対する3rd-lineとしてのS-1+CPT-11併用療法の検討

演題番号 : P12-13

[筆頭演者]
山口 健太郎:1 
[共同演者]
勝部 隆男:1、島崎 朝子:1、宮木 陽:1、臼田 敦子:1、村山 実:1、浅香 晋一:1、碓井 健文:1、横溝 肇:1、塩澤 俊一:1、島川 武:1、吉松 和彦:1、成高 義彦:1

1:東京女子医科大学東医療センター 外科

 

【はじめに】切除不能・再発胃癌に対する化学療法はS-1をベースとしたものが中心となっているが,その後の2nd,3rd-line治療には一定の見解はなく,特に3rd-line治療に関するデータは極めて少ない.現在,われわれは1st-lineにS-1(単独もしくはCDDP併用),2nd-lineにweekly paclitaxel療法を行い,3rd-lineとしてS-1+CPT-11併用療法を用いている.今回,その3rd-lineとしてのS-1+CPT-11併用療法の成績について報告する.【対象と方法】2003年以降,上記の順で3rd-lineとしてS-1+CPT-11併用療法が施行できた21例(切除不能6例,非治癒切除7例,再発8例,年齢中央値68歳,男女比17:4)を対象とし,効果および有害事象について検討した.治療レジメンはS-1 80mg/m2 (day1-21),CPT-11 60mg/m2 (day 1, 15) ,1週間休薬を1クールとし,基本的に外来で施行した.【結果】S-1+CPT-11併用療法の施行サイクル中央値は4回(1-25)であった.治療効果はPR 4例,NC 11例,PD 6例で,奏効率19.0 %,病勢コントロール率71.4 %であった. 3rd-line開始後からの生存期間中央値は235日(87-771),無増悪生存期間中央値は119日(52-658)であった.なお,1st-line開始後からの全生存期間中央値は656日であった.有害事象はGrade 3の好中球減少1例,Grade 2の食欲不振2例,全身倦怠感2例,下痢1例,Grade 1の下痢を6例に認めた.有害事象による3rd-line治療の中止はなかったが,4例がPDおよび全身状態悪化のためターミナルケアに移行した.【結語】3rd-lineにおけるS-1+CPT-11併用療法は71.4 %の病勢コントロール率が得られ,有害事象も比較的軽度であった.外来での継続投与が可能であり,3rd-line治療における有用な選択肢と考える.

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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