演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

支持療法の進歩とS-1+CDDP(SP)の忍容性

演題番号 : P12-12

[筆頭演者]
杉本 直俊:1 
[共同演者]
長谷川 晶子:1、吉波 哲大:1、山本 幸子:1、屋木 敏也:1、今村 文生:1

1:大阪府立成人病センター 臨床腫瘍科

 

 [背景]SPIRITS試験の結果、S-1+CDDP(SP)療法は本邦における標準治療となった。しかし同報告のPD中止は44%にすぎず、毒性中止(28%)および患者拒否(9%)が高率であり、骨髄抑制、食欲不振、悪心・嘔吐がその原因と考えられる。NK-1受容体拮抗薬をを適切に併用してSP療法の更なる治療成功期間の延長が期待される。 [目的・方法]当センターにおいてSPIRITS試験に登録し、SP療法に割り付けとなった13例(A群)と2008年4月より当科にてSP療法を施行し、5HT3+デキサメサゾン併用した36例(B群)、5HT3+デキサメサゾン+NK-1受容体拮抗薬を併用した23例(C群)を対象に治療成績を後方視的に比較検討する。[結果]患者背景は各群で有意差なし。毒性による治療中止はA群の4例(31%)に比しB群、C群は夫々7例(19%)、4例(17%)と低率であった。TTFはA群:B群:C群=100:161:145、PFS はA群:B群:C群=128:169:181 とA群に比しB,C群はそれぞれ有意に延長効果、延長傾向を示した。[結論]適切な制吐剤投与により、SPIRITS試験当時に比しSP療法の毒性コントロールは良好であり、治療期間の延長効果が示唆された。長時間作用型5-HT3受容体拮抗薬併用の効果については今後検討予定。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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