一般演題(示説)
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播種性胃癌に対するTS-1+PTX(iv,ip)の導入 演題番号 : P12-7
1:坪井病 外科、2:日本医大 消化器外科
「背景」 現在,高度進行胃癌にはTS-1+CDDPが第一選択とされているが, 2007年までの当院奏功率はP因子に25%(2/8)と低率であることが課題と考えた.2008-2010.JACCRO GC-03で試験中であった,TS-1+DOCをP因子に, 他因子には TS-1+CDDPとFirst Lineを選別. P,CYに対する効果は67%と以前と比較し,改善したが予後はMST13.5Mと改善せず.次に東京大学からのからの資料提供, 倫理委員会の承認, などを経て2011~P因子にはTS-1+PTXiv,ip(C法), 他因子には DCS(D法)とFirst Lineを再選別.「症例の内訳」男性5例, 女性6例, 24-76才,初発10例, 再発1例, First Line6, 2nd Line 以降5,PS0:3, 1:5, 2:2, 4:1(CART後治療導入)「有害事象」腹腔ポート周囲の炎症1, 血液毒性G1:3, G2:2, 食欲不振G1:3, など有害事象による治療Rejumen変更なし.「効果」PR4, SD3, PD1,未効果判定4.「局所療法の介入」5例(切除2, 人工肛門2, 吻合1, ステント1, 腸ろう1 重複あり)「予後」生存中7例(146-668日)原病死4例(55-628日)「まとめ」腹膜播種に対するTS-1+PTX(iv,ip)先進施設の指導のもと安全に導入可能であった.腸管狭窄を中心と局所療法の介入を時に考慮すべき.現在,臨床試験参加に向け準備中.
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