演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

イメンドカプセル®とプロイメンド®のCINVに対する有効性比較の中間報告

演題番号 : P102-4

[筆頭演者]
安藤 洋介:1 
[共同演者]
中西 亨:2、岡田 達佳:3、柴田 知行:4、佐藤 誠二:5、太田 秀基:1、伊藤 佳織:1、熊澤 里美:1、安藤 舞子:1、山田 成樹:1、今泉 和良:2、櫻井 一生:3、内藤 健晴:3、平田 一郎:4、宇山 一朗:5

1:藤田保健衛生大病薬剤部、2:藤田保健衛生大病呼吸器内科、3:藤田保健衛生大病耳鼻咽喉科、4:藤田保健衛生大病消化管内科、5:藤田保健衛生大病上部消化器外科

 

【目的】2011年11月にアプレピタント(イメンドカプセル®)をプロドラッグ化したホスアプレピタント(プロイメンド®)が本邦で薬価収載となった。現在、イメンドカプセル®3日間とプロイメンド®の有効性比較試験は海外において報告されているが、日本人におけるイメンドカプセル®5日間とプロイメンド®との比較試験は報告がない。シスプラチン(以下CDDP)による吐き気・嘔吐症状は、遅発期においても高頻度に出現し遷延する傾向があるため、CDDP含有レジメンに起因する急性及び遅発性の吐き気・嘔吐症状の発現状況を調査し、イメンドカプセル®5日間とプロイメンド®での有効性を前向きに比較検討する。【対象・方法】2012年1月から当院で胃癌・食道癌・肺癌・頭頸部癌にてCDDP(60mg/m2以上)を含むレジメンを施行する症例に対し、封筒法を用いてイメンドカプセル®5日間群(以下A群)とプロイメンド®群(以下B群)に割り付けを行った。抄録記載時の中間解析時点では症例数15例(A群5例、B群10例)。吐き気・嘔吐症状の発現状況について、MASCC(国際がん支持療法学会)にて作成されたMAT(悪心・嘔吐に関する質問票)に基づきアンケート用紙を作成し、1コース目のCDDP投与から7日間のみアンケート調査を行った。【結果】A群5例、B群10例において、嘔吐症状CR率は急性期では両群とも100%、遅発期ではA群で60%(5例中3例)、B群で80%(10例中8例)であった。また、高度(NRSを用いた7以上)の吐き気症状を訴えた割合は、急性期ではA群で20%(5例中1例)、B群で0%、遅発期ではA群で60%(5例中3例)、B群で20%(10例中2例)であった。【考察】アプレピタントの半減期が約10時間と短いことによる、CDDP投与後3日目以降の血中濃度低下、NK-1受容体占有率減少のため、プロイメンド®では遅発性の吐き気・嘔吐症状の予防効果が減弱される可能性が懸念されるために行った今回の研究において、現時点での症例数は少ないが、プロイメンド®はイメンドカプセル®5日間と同等もしくはそれ以上の効果が期待できることが示唆された。今後本研究を継続して行う。

キーワード

臓器別:その他

手法別:支持療法

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