演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

集学的治療が奏効し長期生存を得ている、進行直腸癌骨盤内再発の1例

演題番号 : P100-14

[筆頭演者]
角南 栄二:1 

1:新潟県立六日町病院 外科

 

《症例》77才男性【家族歴】【既往歴】特記すべきことなし。【現病歴および経過】2005(H17)年12 月頃より黒色便、下痢を自覚され同 1 月下旬当科を受診された。CF / CT にて上部直腸癌と診断され同 2 月 D2 郭清を伴う腹腔鏡補助下低位前方切除術、横行結腸瘻造設術を施行した。病理組織診断は a2 adenoca.( well)≫mod. ) ly1 v0 INFb ow(-) aw(-) n1(+)[ 251:1/3 ]でstage3a、大腸癌取り扱い規約上 curative B op.となった。経過順調にて同 3 月横行結腸瘻閉鎖術を施行した。Pt. 殿の希望により補助化学療法を施行せず経過観察していたが、術後 8 ヶ月より CEA が漸増、術後 11 ヶ月の2008 ( H20 ) 1 月 follow CT にて骨盤右壁に局所再発と考えられる約 2cm 大の腫瘤を認めた。全身化学療法の適応と考えられ FOLFIRI2 を開始、3 コース終了時点でさらに CEA 上昇を認めたため、Bevacizumab+FOLFIRI2 に変更した。Bevacizumab 追加後徐々に再発腫瘤が縮小したため 13 コース施行し、さらに Bevacizumab+mFOLFOX6 として 10 コース施行し化学療法をいったん終了した。化学療法終了 2 ヶ月後の 2009 ( H21 ) 3 月 follow CT にて腫瘤が再増大したため同 4 月(前回術後 2 年 3 か月)腫瘤切除術を施行した。病理組織診断では 長径 50mm の metastatic adenocarcinoma で直腸癌の再発であった。再手術後化学療法を施行せず経過観察していたが同 7 月再手術時の切除部位に再々発腫瘤を認め、同 8 月から10 月まで放射線療法を 66Gy/33回施行し腫瘤は消退傾向となったため経過観察とした。2011 ( H23 ) 4 月 CEA 漸増し、PET-CT にて再々発部の FDG 集積を認めたため Bevacizumab+Capecitabine を開始、2012 ( H24 ) 1 月まで 13 コース施行し再々発腫瘤は縮小し CEA も漸減した。その後化学療法を中止して経過観察を行ってきたが、同 7 月よりCEA 漸増し、腫瘤も増大したため同 8.月より Bevacizumab+mFOLFOX6 を開始、7 コース終了時でも腫瘤が増大したため、2013 ( H25 ) 1 月より Panitumumab+mFOLFOX6 を開始し腫瘤は縮小傾向となった。現在も 5 コースを施行し継続中である。《まとめ》局所再発を伴う進行直腸癌に対し、集学的治療を行い術後 8 年 3 ヶ月生存中の比較的稀な症例を経験したので、若干の文献的検索を加えて報告する。

キーワード

臓器別:その他

手法別:その他

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