演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

胃癌S-1術後補助化学療法における炎症反応指標を用いた再発・予後予測因子の検討

演題番号 : P10-3

[筆頭演者]
森 幹人:1 
[共同演者]
羽成 直行:1、堀部 大輔:1、郡司 久:1、鈴木 一史:1、阿久津 泰典:1、川平 洋:2、林 秀樹:2、松原 久裕:1

1:千葉大学大学院医学研究院 先端応用外科学、2:千葉大学フロンティアメディカル工学研究センター

 

【目的】近年、癌における様々な炎症反応の指標を用いた予後予測因子の検討がなされているが、特に好中球/リンパ球比(NLR)は、多くの癌で予後予測因子となり得ると報告されている。また、Stage II/III胃癌根治切除症例に対する術後補助化学療法は、S-1の1年間投薬であり、現在のStage II/III胃癌患者の無再発生存率(RFS)や全生存率(OS)の向上に寄与している。S-1補助化学療法中におけるNLR値の再発・予後の予測因子として有用性を検討した。【方法】2006年1月から2011年12月までの根治切除術を施行したStage II/III胃癌77例を対象とし、術前・術後・補助化学療法終了時のNLR値をNLR1・NLR2・NLR3、PLR値をPLR1・PLR2・PLR3とし、ROC曲線から至適NLR値およびPLR値を選定し、OS・RFSにおけるcutoff値(OS-NLR or PLR, RFS-NLR or PLR)を決定、統計学的に検討した。【結果】OS・RFSにおける至適NLR値はいずれもNLR3、至適PLR値はOSではPLR3、RFSではPLR1であった。また、単変量解析および多変量解析よりNLR3のcutoff値が再発・予後の予測因子として同定された。【考察】S-1補助化学療法中の末梢血のNLR値は、簡便かつ安価に測定できる再発・予後の予測マーカーであると示唆された。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:バイオマーカー

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