演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

Stage IV胃癌患者に対する血清SPan-1値の有用性

演題番号 : P10-1

[筆頭演者]
久保 尚士:1 
[共同演者]
櫻井 克宣:1、豊川 貴弘:1、田中 浩明:1、六車 一哉:1、八代 正和:1、前田 清:1、大平 雅一:1、平川 弘聖:1

1:大阪市立大学大学院医学研究科  腫瘍外科

 

はじめに:非治癒因子を伴うstage IV胃癌に対して原発巣切除の意義は明らかではない。当科で原発巣切除を行ったstage IV胃癌の予後因子をretrospectiveに解析した。対象:1996年から2006年までに胃切除を行なったstage IV胃癌146例。検討項目:患者因子(年齢、性別、PS、腫瘍関連症状の有無)、腫瘍因子(腫瘍径、pT、pN、肉眼型、組織型、非治癒因子数、腫瘍マーカー;CEA、CA19-9、SPan-1)、手術因子(リンパ節郭清度、術中出血量、術後合併症、輸血の有無)。上記因子をCOX比例ハザードモデルによる単変量、多変量解析を行い予後因子を検討した。結果:単変量解析においては、患者因子では、症状の有無、pN、非治癒因子数、SPan-1値、手術因子ではリンパ節郭清度、輸血が有意な予後因子として抽出されたが、多変量解析では輸血、pN、SPan-1値、非治癒因子数が独立した予後因子として抽出された。腫瘍関連症状がない患者76例の検討では、非治癒因子数、SPan-1値のみが独立した予後因子であった。またSPan-1が高値の群は正常値の群と比較して、有意にv因子と肝転移率が高かった。まとめ:血清SPan-1が高値もしくは、非治癒因子が複数の無症状なstageIV胃癌患者に原発巣切除を行うべきではない。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:バイオマーカー

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