演題抄録

臓器別シンポジウム

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

新規オピオイド メサドンの薬理学的特徴と注意点 ~米国での使用経験を踏まえて~

演題番号 : OS8-1

[筆頭演者]
関根 龍一:1 

1:亀田総合病院 疼痛・緩和ケア科

 

このたび、メサドンが本邦での臨床治験を経て、がん疼痛治療薬として処方可能となった。本剤には、オピオイド作用薬であると同時に、NMDA受容体拮抗作用を併せ持つという薬理学的特徴がある。他のオピオイド鎮痛薬でコントロール不良のがん疼痛に対して、メサドンへの切り替えによって痛みの改善が期待されうるのは、この薬理作用が関連すると考えられている。
メサドンは世界保健機関(WHO)のがん疼痛治療薬リストにも収載され、適正に使用した場合の有効性と安全性は担保されている。しかしながら、メサドンには、見落とした場合に高いリスクを伴う本剤特有の処方上の注意点が存在し、処方に際してはこれらを十分学習しておく必要がある。本発表では、演者の米国における使用経験も踏まえて、主に本邦における適正使用に向けての注意点について解説する。

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