演題抄録

臓器別シンポジウム

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

食道癌における新規薬剤感受性マーカー、治療ツールの検討

演題番号 : OS7-6

[筆頭演者]
横堀 武彦:1 
[共同演者]
金 泉:1、原 圭吾:1、小澤 大悟:1、本城 裕章:1、酒井 真:1、宗田 真:1、鈴木 茂正:1、田中 成岳:1、猪瀬 崇徳:1、宮崎 達也:1、桑野 博行:1

1:群馬大学大学院 病態総合外科(第一外科)

 

FBXW7はMyc、CyclinEなどを分解して細胞周期を静止期へ誘導する腫瘍抑制因子としてさまざまな癌で注目されている。我々は以前、FBXW7低発現食道癌は癌進行、予後不良と関連することから進行、予後予測マーカーとしてのFBXW7発現評価の意義を報告している。また肺癌において抗アポトーシス活性をもつMCL1を分解ターゲットとすることが新たに報告され、FBXW7抑制肺癌細胞はタキサン系抗癌剤に耐性を持つことが報告された。一方、FBXW7は通常、静止期に存在することで既存の抗癌剤などへ耐性を示す白血病幹細胞で高発現であることが報告され、白血病幹細胞のFBXW7を欠損させることで薬剤感受性を亢進させることで、白血病細胞を根絶できる事が報告された。本研究ではFBXW7により食道癌幹細胞の細胞周期を制御することで抗癌剤感受性が変化するのかを検証し、FBXW7が食道癌幹細胞を標的とする治療ツールになりうるかを調べる。またFBXW7発現を放射線化学療法前生検検体で評価することで病理学的治療効果が予測できるのかも検証する。

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