演題抄録

臓器別シンポジウム

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

がんリハビリテーションチームにおけるがん看護専門看護師の取り組みと課題

演題番号 : OS26-4

[筆頭演者]
前田 絵美:1 
[共同演者]
坂井 孝司:2、高木 啓至:2、高島 千敬:2

1:大阪大医学部附属病 看護部、2:大阪大医学部附属病 リハビリテーション部

 

 当院は病床数1076床の急性期病院で、がん治療の質的・量的向上を目的としたオンコロジーセンターを開設し、地域がん拠点病院として関連病院との連携強化を行うなど、がん診療に積極的に取り組んでいる。がんリハビリテーションチーム(以下がんリハチーム)は2011年に設立され、医師、理学療法士、作業療法士、がん看護専門看護師(以下Oncology Certified Nurse Specialist:OCNS)により構成されている。 OCNSは患者や家族に関する情報を包括的にアセスメントし、リハビリが安全、そして円滑に進むよう症状マネジメントや情緒的支援を行い、病棟看護師に支援方法を提案している。特に初回の往診時は、がんリハチームと病棟スタッフがリハビリの方針について話し合えるよう調整を心がけている。チーム内では各職種が専門性に特化した役割の中で得た情報を、毎週定期的に行われているチームカンファレンスで共有し、リハビリの方針を決定している。 当院は手術・化学療法・放射線療法など治療を中心とした急性期病院であり、チームへの依頼内容は、治療に伴う機能障害、および廃用症候群に対する介入が多い。終末期や症状コントロールが困難な症例に関しては、緩和ケアチーム(PTC)と連携し、リハビリを導入している。当院ではがんリハチーム、PTCにそれぞれOCNSが所属しており、OCNS間で密な連携を取ることができる。また、PTCだけでなく、保健医療福祉ネットワーク部など、他チームとの連絡・調整役も担っており、必要に応じて連携を図っている。 本シンポジウムでは、がんリハビリテーション料を算定した症例を振り返り、がんリハチームにおけるOCNSとしての取り組みと今後の課題について提示する。

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