演題抄録

臓器別シンポジウム

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

口底扁平上皮癌の臨床病理学的検討

演題番号 : OS16-3

[筆頭演者]
原田 浩之:1 
[共同演者]
小村 健:1、島本 裕彰:1

1:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 顎口腔外科

 

口底扁平上皮癌の臨床病理学的検討を行った。2001年4月から2011年12月までの口底扁平上皮癌63例を対象とした。性別は男性52例、女性11例で、年齢は29から84歳、平均61.9歳であった。T分類はT1:15例、T2:35例、T3:10例、T4a:3例、N分類はN0:51例、N1:3例、N2b:3例、N2c:6例で、N0症例のうち後発転移は4例に認めていた。原発巣の亜部位別症例数は前方型36例、側方型27例であった。原発巣の初回治療法は小線源治療:13例、手術単独:31例、手術+放射線治療:5例、化学療法あるいは化学放射線療法+手術:14例であった。 手術を施行した50例における原発巣の組織学的進展部位は、舌下腺32例(64.0%)、内舌筋26例(52.0%)、オトガイ舌筋14例(28.0%)、下顎骨4例(8.0%)であった。原発巣切除後の再建は、前腕皮弁21例、分層植皮13例、腹直筋皮弁5例、PGAシート5例の順であった。頸部郭清術は35例51側に施行し、そのうち組織学的リンパ節転移は19例24側に確認していた。 原発巣再発は5例に認めたが、追加治療により全例救済された。頸部郭清術後の頸部再発は1例に認め、頸部死した。遠隔転移は2例に認め、1例は肺転移死、1例は肝転移死した。3年・5年無再発生存率は81.4%・78.3%と比較的良好であった。また、重複癌は20例(31.7%)に認めており、他臓器癌に対するスクリーニングの重要性が再認識された。

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