演題抄録

臓器別シンポジウム

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

95-gene classifierによる乳癌の再発リスクの予測

演題番号 : OS13-2

[筆頭演者]
直居 靖人:1 
[共同演者]
野口 眞三郎:1

1:大阪大学大学院医学系研究科 外科系臨床医学専攻 外科学講座 乳腺・内分泌外科学分野

 

近年、再発リスク予測のためのMulti-gene classifierが幾つか開発され一部は既に臨床応用されている。本講演では我々が開発した95-gene classifier(95GC) について紹介する。95GCは、549例(ER陽性/n(-))の予後データに基づき作成されたclassifierであり、external validation set(n=459、ER陽性/n(-)/補助ホルモン療法のみ)においても高精度(P=5.5e-10)にhigh risk群とlow risk群を鑑別することができた。95GCは、21GC(Oncotype DX、Recurrence Online(http://www.recurrenceonline.com/)を用いて算出)とほぼ同等の予後予測能を有し、95GCと21GCを組み合わせることにより更に高精度(P=5.9e-14)にhigh risk群とlow risk群を鑑別することができた。また、術前化学療法を施行した359例(ER陽性/P-FEC)を対象とした解析で、high risk群(pCR rate=17.9%)はlow risk群(pCR rate=3.6%)に比して有意(P=2.5e-6)に化学療法感受性が高いという結果を得た。従って、95-GCと21-GCの組み合わせでhigh-risk群と分類された症例は、再発リスクは高いものの補助化学療法を実施することで予後の改善が期待されることが示唆された。

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