演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

アミノ酸が抗癌剤による粘膜障害に及ぼす影響

演題番号 : O95-5

[筆頭演者]
田中 善宏:1 
[共同演者]
八幡 和憲:1、今井 寿:1、松橋 延壽:1、高橋 孝夫:1、山口 和也:1、長田 真二:1、吉田 和弘:1

1:岐阜大学医学部 腫瘍外科

 

【目的】グルタミン製剤・成分栄養剤の化学療法時の粘膜障害への改善効果を検討。【対象】2011年から2012年に、食道癌術前化学療法としてDCF/DGS療法を受けた30例。ED+Gln群(エレンタール1包・マーズレン7g内服)、Gln群(マーズレン9g内服)、Control群(通常食事のみ)に10例ずつランダムに割付け。EndpointはGrade2以上の口内炎発症頻度、DAO活性・血清Th1/Th2・CD4/CD8、血清アミノ酸濃度。【結果】ED+Gln群が有意に口内炎を抑制。DAO活性:ED+Gln群は優位にGln群に比し高値に推移(Control群93.2%、Gln群74.7%、ED+Gln群133.7%, P<0.05)。Th1/Th2の変化率でED+Gln群のみ高値を推移する傾向にあった(Control群94.3%、Gln群110.9%、ED+Gln群158.1%)。CD4/CD8はGln群で上昇したが、Gln+ED群は治療前と同等の値を示した(Control群152.3%、Gln群126.6%、ED+Gln群99.9%)。血漿中アミノ酸濃度はED+Gln群で腸管粘膜の機能維持に関わるアミノ酸(トリプトファン、アルギニン、グリシン)が高値を示していた。【結語】成分栄養剤の使用により数種の血中アミノ酸が上昇していることから、グルタミン以外にも粘膜修復作用を持つアミノ酸が存在する可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:食道

手法別:支持療法

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