演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

胸部進行食道癌に対する術前化学療法の治療成績と問題点

演題番号 : O93-2

[筆頭演者]
藤原 斉:1 
[共同演者]
塩崎 敦:1、小西 博貴:1、小松 周平:1、窪田 健:1、市川 大輔:1、岡本 和真:1、森村 玲:1、村山 康利:1、栗生 宜明:1、生駒 久視:1、中西 正芳:1、阪倉 長平:1、大辻 英吾:1

1:京都府立医科大 消化器外科

 

目的:当科における切除可能進行食道癌に対する術前化学療法症例の治療成績と問題点について検討したので報告する。方法:2008年7月より2012年6月の間、JCOG9907選択基準にしたがって施行したcStage II/III胸部食道癌に対する術前化学療法症例72例を対象として、生存期間 (OS、PFS)と予後因子について検討した。結果:男/女: 58/14例、年令中央値64才 (41-75)、FP2サイクル完遂88.9%、cStage IIA/IIB/III: 22/12/38例、占居部位Ut/Mt/Lt: 11/32/29例。4年生存率はOS: 46.8%、PFS: 46.1%であった。根治切除率81.9%。OSにおける予後因子を検討したところ、pR (R0 vs R1-2)、pT (T0-2 vs T3-4)、pリンパ節転移個数 (3個未満 vs 3個以上)の3因子で有意差を認め、多変量解析ではpRのみが独立予後因子として選択された。非根治切除13例の内訳はcStage II/III: 2/11例、cT2/T3: 1/12例、術中根治度C診断6例 (46%)、大半は気道系浸潤、術後病理根治度C診断7例中5例はRM1であった。13例の平均転移リンパ節個数5.7個であった。結語:進行食道癌の予後向上には術前深達度診断の精度を高め確実に根治切除可能症例を選別する必要がある。また、cStage III症例に対しては現行FP療法の強度は十分でないことから、今後DCF療法あるいは化学放射線療法による術前治療効果の増強を図る必要性が再認識された。

キーワード

臓器別:食道

手法別:集学的治療

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