演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

EC followed by w-PTX療法とEC followed by w-nabPTX療法によるNACの比較検討

演題番号 : O9-4

[筆頭演者]
原 由起子:1 
[共同演者]
櫻井 健一:1、和賀 瑛子:1、松本 京子:1、萩原 美桜:1、水沢 容子:1、阪上 雅史:1、前田 哲代:1、平野 智寛:1、榎本 克久:1、谷 眞弓:1、天野 定雄:1

1:日本大学医学部 外科学系 小児・乳腺内分泌外科

 

(はじめに)当科では2009年7月より2010年7月まで術前化学療法としてEC followed by weekly paclitaxel 療法を施行していた。また、2012年2月から臨床試験としてEC followed by weekly nab-paclitaxel(125mg/m2)療法を施行している。EC followed by weekly paclitaxel 療法とEC followed by weekly nab-paclitaxel療法の各レジメンを施行した症例の忍容性、奏効率を比較検討した。(対象)術前化学療法としてEC followed by weekly paclitaxel療法を施行した14症例(PTX群)、EC followed by weekly nab-paclitaxel療法を施行した9例(nab-PTX群)を対象とした。(結果)治療前病期は、PTX群ではstageIIA 7例、IIB 6例、IIIA 1例、nab-PTX群ではstageIIA 2例、IIB 6例、IIIA 1例であった。治療効果判定はPTX群でGrade1a:7例、1b:3例、2a:1例、2b:1例、3:2例、nab-PTX群でGrade1a:6例、Grade1b:1例、Grade2b:1例、Grade3:1例であった。奏効率はPTX群で86%(pCR14%)、nab-PTX群で56%(pCR11%)、であった。完遂率はPTX療法で86%、nab-PTX療法で100%であり、PTX群では、PS低下と肺炎により完遂できなかった症例を認めた。また、術後の合併症を3例で認めた。nab-PTX群では、1例で末梢神経障害により減量を必要とした。(考察)文献的には転移乳癌症例対するweekly nab-paclitaxel(125mg/m2)の投与で奏効率42%、PFS14.5か月と良好な結果が得られ、好中球減少(Grade3以上8%)、末梢神経障害(Grade3以上6%)で認容可能であったとの報告がある。今回の検討では奏効率は PTX群の方がnab-PTX群より高かった。しかし、nab-PTX群ではすべての症例で完遂可能であった。(結語)EC followed by weekly paclitaxel 療法とEC followed by weekly nab-paclitaxel療法による術前化学療法の比較検討を行った。症例数が少ないため、さらなる検討が必要である。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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