演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

進行・再発大腸癌の初回治療でのXELOX+ベバシズマブ療法施行例の観察研究報告

演題番号 : O89-6

[筆頭演者]
中西 正芳:1 
[共同演者]
栗生 宜明:1、村山 康利:1、小西 博貴:1、森村 玲:1、小松 周平:1、塩崎 敦:1、生駒 久視:1、窪田 健:1、市川 大輔:1、藤原 斉:1、岡本 和真:1、阪倉 長平:1、大辻 英吾:1

1:京都府立医科大学 消化器外科

 

【背景 目的】抗血管新生阻害剤ベバシズマブ(BV)は進行・再発大腸癌に対して2007年より本邦でも臨床導入され、これまでの化学療法に上乗せすることで無増悪生存期間、生存期間の延長が海外の第III相臨床試験において報告されている。一方、FOLFOX(+-BV)療法の5-FU/LVの点滴静注を経口剤のカペシタビンに置き換えたXELOX(+-BV)療法は第III相臨床試験においてFOLFOX(+-BV)療法との非劣性が証明されており、国内ガイドラインにも掲載され、大腸癌の標準治療の1つとして幅広く使用されている。今回、我々は京都府立医科大学関連施設(29施設)において初回治療としてXELOX+BV療法を施行した101例の使用実態下での有効性と安全性を前向きに検討した。【方 法】2010年10月から2012年1月までに登録された未治療の進行・再発大腸癌101症例を対象とした。レジメンは3週を1コースとしてカペシタビンは2,000 mg/m2をday1-15に服用し、day 1にBV 7.5 mg/kg、オキサリプラチン 130 mg/m2を投与した。主要評価項目は全奏効率、副次的評価項目は無増悪生存期間、肝切除率、安全性等とした。【結 果】登録症例の年齢中央値:66歳(39-82)、男性/女性:52/49、PS 0/1/不明:77/19/5、進行/再発:79/22、組織型 pap/tub/por/muc/不明:3/85/5/4/4、KRAS遺伝子変異 有/無/不明:26/57/18であった。評価可能症例は101例で奏効率は59.4%(60/101)、病勢コントロール率は82.1%(83/101)、無増悪生存期間は10.9ヶ月(観察期間中央値:16.5ヶ月)で、RFA1例を含む肝切除率は25.7%(26/101)、R0切除率は19.8%(20/101)であった。血液毒性及び非血液毒性のgrade3以上の重篤な有害事象は46例(45.5%)で発現を認めた。主な有害事象は神経障害17例(16.8%)、好中球減少11例(10.9%)であった。【結 語】実臨床でのXELOX+BV療法の有効性及び安全性が示唆された。当学会においてはKRAS遺伝子変異別の有効性等の詳細な解析結果について報告する。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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