演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

大腸癌術後補助化学療法としての当科におけるXELOX療法の使用経験

演題番号 : O87-3

[筆頭演者]
松田 宙:1 
[共同演者]
団野 克樹:1、藤谷 和正:1、野村 昌哉:1、久保田 勝:1、川田 純司:1、奥村 雄一郎:1、野口 侑記:1、野村 雅俊:1、松井 優紀:1、西村 正成:1、岩瀬 和裕:1、田中 康博:1、高木 麻里:2、福井 亜希子:3

1:大阪府立急性期・総合医療センター 外科、2:同 薬剤部、3:同 看護部

 

【背景】XELOXはNO16968 試験において結腸癌術後補助化学療法における有効性が確認され、本邦でも2011年11月に保険診療として使用可能となった。一方、本邦における切除不能再発大腸癌に対するXELOX投与における有害事象の報告は散見されるが、大腸癌術後補助化学療法に対する報告は少ない。そこで当科での術後補助化学療法としてのXELOX投与症例について使用状況と有害事象について検討した。【目的】自施設における大腸癌術後補助化学療法に対するXELOX投与例についての使用状況と有害事象発現について報告する。【対象】2010年7月~2012年10月末までに術後補助化学療法としてXELOXを投与した21例。年齢中央値63.5歳(43~78)、男/女:13/8例、Stage2/3a/3b/4:3/8/3/7例、結腸/直腸:13/8、PS0/1:21/0であった。Stage4における投与状況は肺切除後:3例、肝切除後:3例、膵体尾部切除後:1例であった。【方法】XELOXは、第1日目にオキサリプラチン(L-OHP)130mg/m2を2時間かけて持続静注し、第1日~14日にカペシタビン(Cape)1,000mg/m2を1日2回経口投与し、3週間1サイクルとして8サイクル繰り返した。有害事象予防対策として5-HT3受容体拮抗剤とステロイドを全例に投与し、治療開始前に薬剤師によるセルフケア指導を含めたオリエンテーションを実施した。また有害事象モニタリングとしてサイクル開始毎に院内作成の有害事象チェックシートを用いてメディカル・スタッフによる確認及び患者指導を実施した。有害事象評価はCTCAE ver4.0、手足症候群はBlum分類を使用した。XELOX使用状況と有害事象の調査方法は有害事象チェックシート及びカルテにて後向きに調査した。【結果】XELOX投与状況は、8サイクル完遂/中止:15/6、サイクル数中央値:8サイクル(1~8)、相対用量中央値はCape:85.0%・L-OHP:75.0%、減量の有/無:12/9、休薬の有/無:17/4であった。XELOX中止理由は、総合判断:2例、悪心・嘔吐(G3)、好中球減少(G3)、倦怠感(G2)、再発が各1例であった。有害事象について、HFSはG1/G2/G3:7/6/3、末梢神経障害はG1/G2/G3:11/9/0、その他のG3以上の有害事象は白血球・好中球減少5例、下痢、血清アミラーゼ上昇が各3例、悪心・嘔吐、血小板減少が各1例であった。【結語】大腸癌術後補助化学療法におけるXELOXは認容可能で、減量・休薬を実施することで継続投与が可能であった。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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