演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

切除不能・再発大腸癌1次治療oxaliplatin-base治療におけるGrade3以上の有害事象検討

演題番号 : O86-5

[筆頭演者]
鈴木 興秀:1 
[共同演者]
石橋 敬一郎:1、天野 邦彦:1、幡野 哲:1、今泉 英子:1、松澤 岳晃:1、石畝 亨:1、桑原 公亀:1、傍島 潤:1、隈元 謙介:1、福地 稔:1、馬場 裕之:1、熊谷 洋一:1、持木 彫人:1、石田 秀行:1

1:埼玉医科大学総合医療センター 消化管一般外科

 

【目的】切除不能・再発大腸癌に対する標準化学療法としてoxaliplatin-base治療が用いられ,良好な治療効果をあげているが,一方で,grade3以上の有害事象を経験することも多い.今回,切除不能・再発大腸癌に対するoxaliplatin-base治療例をretrospectiveに検討し,Grade3以上の有害事象の発生状況と影響を及ぼす因子について検討した.【対象と方法】2005年4月から2012年8月までの間,当科でoxaliplatin-base治療を施行した切除不能・再発大腸癌214 例を対象とし,Grade3以上の有害事象の発生状況と,年齢(連続変数),性別,performance status(PS),腫瘍マーカー(CEA,CA19-9値:連続変数),血液生化学検査(白血球,好中球,Hb,Alb,CRP,ALP,GOT,GPT,Cr:連続変数),初発/再発を共変量としたロジスティック回帰モデルによる単変量解析を用い,Grade3以上の有害事象に影響を与える因子について検討した.【結果】男性122例,女性92例.年齢中央値66.0(31-81)歳.oxaliplatin-base治療の内訳は,FOLFOX base 183例(分子標的薬併用69例),XELOX base31例(分子標的薬併用21例)であった.grade3以上の有害事象は119例(55.6%)に認められた.好中球減少は83例(38.8%),WBC減少18例(8.4%),Hb減少16例(7.5%),嘔気7例(3.3%),下痢6例(2.8%),末梢神経障害15例(7.6%)であった.単変量解析の結果,全grade3以上の有害事象では,高年齢(p<0.01),PS2以上(p=0.02),Cr低値(p=0.03)が抽出された.好中球減少ではPS2以上(p=0.03)のみが,Hb減少では高年齢(p=0.01),Alb低値(p<0.01),Cr低値(p=0.04)が抽出された.下痢,末梢神経障害では優位な因子は抽出されなかった. 【結語】全体では高年齢,PS2以上,Cr低値症例に,grade3以上の有害事象が多かったが,個々の有害事象ごとで影響を与える因子は異なっていた.

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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