演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

切除不能進行・再発大腸癌に対するBiweekly Cetuximab投与の安全性及び忍容性の検討

演題番号 : O86-1

[筆頭演者]
小西 小百合:1 
[共同演者]
間中 大:1、工藤 亮:1、光岡 英生:1、金井 俊平:1、神頭 聡:1、吉野 健史:1、濱州 晋哉:1、西躰 隆太:1、上原 正弘:2

1:京都桂病院 外科、2:京都桂病院 乳腺科

 

(背景)セツキシマブは切除不能な進行・再発大腸癌に対して毎週投与(250mg/m2)の用法で承認されているが、海外にては隔週投与(500mg/m2)の報告もあり、同等な治療効果がえられ、特に重篤な有害事象も認められていない。(目的)本邦におけるセツキシマブ隔週投与の使用成績の報告は少ないため、当院にてセツキシマブ隔週投与を行ない、症例の安全性、忍容性につき検討した。(対象・方法)対象患者は2012年5月から2013年3月までの約10ヶ月間に進行・再発大腸癌患者かつK-ras遺伝子変異のない症例の中で、セツキシマブ隔週投与を行った14例。検討項目は年齢、性別、併用レジメン、相対用量強度(Relative dose intensity RDI)、有害事象の発生頻度と程度について。(結果)男性10例、女性4例。平均年齢63.9歳、RDIの中央値は82%(58%-100%)、平均は80%であった。併用レジメンはCPT-11 2例、mFOLFOX6 10例、単独投与2例。治療ライン 1次10例 2次1例 3次以降4例。 有害事象の発現は14例(100%)に認められた。grade3以上の好中球減少6例(35%) 白血球上昇3例(21%) 下痢1例(7%)となり、 セツキシマブ関連の有害事象と考えられる皮膚症状のうちgrade3以上は6例(35%)にみられ、6例中5例は2週間の休薬にて再開可能であった。うち1例は8週間休薬後,減量し再開となった。またgrade1および2の皮膚症状はそれぞれ11例(78.5%)に認めたがステロイド外用剤や内服抗生剤にて対応可能であった。またインフュージョンリアクションを1例(7%)認めた。なおインフュージョンリアクションは1クール目に出現したが保存的に軽快し、2クール目以降は異常を認めていない。また入院加療を要した症例や治療関連死亡は認めなかった。(結語) セツキシマブ関連の有害事象と考えられる皮膚症状については適切な処置、休薬、減量で対処することで十分な投与量を保ちながら高い相対用量強度を得ることができた。セツキシマブ隔週投与は週1回投与と比べ有害事象において遜色なく同等の安全性、忍容性を示した。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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