演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

一般市民の相談支援センターのイメージ:利用に関する抵抗感に関する検討

演題番号 : O85-1

[筆頭演者]
高山 智子:1 

1:国立がん研究センターがん対策情報センター がん情報提供研究部

 

【背景と目的】相談支援センターの認知度や利用者が少なさの課題が指摘されている。今後の潜在的な利用者である一般市民の相談支援センターのイメージや利用に関する抵抗感を明らかにし、背景属性との関連の検討から今後の相談支援センター利用促進の方法について検討を行った。【方法】2013年4月に全国の満20才以上の男女4000名を対象とした3段無作為抽出法によるオムニバス調査を実施し、有効回答が得られた1233名(回収率30.8%)の分析を行った。また2010年に同様に実施した調査と分布の推移について比較した。相談支援センターの利用に関する抵抗感は、(a) 利用の仕方がわからない、(b)何を相談すればいいかわからない、(c) 他人に相談すること自体に抵抗がある (d) 人目が気になる、(e) スタッフが忙しそうで相談しにくい、 (f) 相談するとばれるのではないかと心配、 (g)相談員の能力が心配の8項目、属性については、性別、年齢、学歴、がんに関する情報探索経験の有無、相談支援センターの認知状況についてたずね、相談支援センターの阻害要因8項目の合計得点およびそれぞれの項目に関して、背景属性との関連について検討を行った。【結果】相談支援センターの利用に関する抵抗感で高い頻度であげられたのは、2010年と2013年で変化なく、高い順に、(a) 利用の仕方がわからない、(b) 何を相談すればいいかわからない、 (c) 他人に相談すること自体に抵抗がある、であった。また背景属性との関連では、利用の抵抗感が高い人は、相談支援センターを知らない人、男性で有意に高かった。また個別の項目毎にみていくと、男性では、人目が気になる、スタッフが忙しそう、自分の相談がばれるのではないか、といった項目で女性に比べて抵抗感が高くなっていた。【考察】相談支援センターのイメージについては、ここ3年程度ではほぼ変わらず推移していた。また相談支援センターの利用に関する抵抗感と属性との関連は、性別で異なり、とくに男性では、相談に関する内的な要因(利用の仕方がわからない、何を相談すればいいかわからない)よりも外的な要因(人目が気になる、スタッフが忙しそう)が強く関連していたことから、相談支援センター紹介のメッセージの伝え方や相談支援センターそのものの雰囲気などを特に留意する必要があることが示唆された。

キーワード

臓器別:その他

手法別:その他

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