演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当科で経験したGIST症例の治療成績

演題番号 : O79-4

[筆頭演者]
長濱 正吉:1 
[共同演者]
小野 亮子:1、宮国 孝男:1、宮里 浩:1、友利 寛文:1

1:那覇市立病院 外科

 

【はじめに】消化管間質腫瘍(GIST)の外科治療は切除後のリスク評価が重要である。今回私達が経験したGISTの治療成績を報告する。【対象症例と検討項目】2007年1月から2012年12月(6年間)に当科で経験したGIST 13例(胃:9例、十二指腸:1例、小腸:3例)を対象とした。臨床病理学的所見と治療成績を検討した。【結果】年齢は60~81歳(中央値:70歳)、男女比は4:9。7例は有症状(腹痛3例、下血2例、腹部膨隆1例、その他1例)。他6例は人間ドックと検診で腫瘍が疑われた。術前診断は胃GISTでは5例がGIST・4例が粘膜下腫瘍。十二指腸の1例は壁外性GIST。小腸GISTはGIST・小腸腫瘍・粘膜下腫瘍がそれぞれ1例ずつであった。術式は胃GISTでは胃部分切除が7例(2例が腹腔鏡下胃部分切除)、幽門側胃切除が2例。小腸GISTの3例では全例小腸部分切除。十二指腸GISTは同時性多発肝転移例で肝生検のみ施行された。原発巣複数例は3例(23%)を占めた。単発例(10例)の最大腫瘍径は2~16cm(中央値:4.8cm)、複数例の最大腫瘍径は3~5cm(中央値:5cm)であった。Modified-Fletcherリスク分類では胃GISTで6例がLow risk 、Very low・moderate・High riskが1例ずつ。十二指腸GISTと小腸GISTは全例High riskであった。再発は胃GISTのLow・High riskの1例ずつに認めた。術後生存期間は1ヶ月~6年2ヶ月(中央値:2年1ヶ月)で観察期間中の死亡例はなかった。【結語】当科で治療したGIST例では観察期間中の死亡例はなかったが2例で再発を認めた。Low risk例も含まれておりリスク分類が反映されていなかった。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:手術療法

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