演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当科における直腸GISTの長期予後の検討

演題番号 : O79-3

[筆頭演者]
松橋 延壽:1 
[共同演者]
八幡 和憲:1、市川 賢吾:1、棚橋 利行:1、今井 寿:1、佐々木 義之:1、名和 正人:1、田中 善宏 :1、奥村 直樹:1、野中 健一:1、高橋 孝夫:1、山口 和也:1、二村 学:1、長田 真二:1、吉田 和弘:1

1:岐阜大学

 

【はじめに】GISTは食道から直腸までのあらゆる消化管に発生し、主として平滑筋ないし粘膜筋層より発生する腫瘍で発生頻度は人口100万人あたり20人/年と推測される稀な腫瘍である。臓器別において胃が60-70%で最も多く大腸は5%程度されているが、その多くは直腸に多いとされている。予後については症例も少ないため少数の報告でしかないのも現状である。【対象と方法】2002年4月から2013年4月までに、当科では直腸GISTを7例経験しておりその成績において検討した。【結果】男女比:5:2、平均年齢:61.7歳、平均最大腫瘍径60.1mmであった。手術術式に関しては1例のみ切除不能のため横行結腸人工肛門造設術であったが、その他6例において腹会陰式直腸切断術を施行していた。切除例6例におけるMIB-1は全例5%以下であった。予後においては、1例が肺転移再発したためメシル酸イマチニブが投与されCRとなり経過観察中である。また切除不能であった1例は術後7年4か月に原病死しているが、その他の5例は無再発生存中である。【まとめ】当科における直腸GISTに対して手術経験をしたためその手術成績などについて検討した。現在メシル酸イマチニブが登場して以来再発症例においても長期予後が期待できる。しかし直腸に関しては発見が遅れると切除に不能になることも多く、当科での術式は腹会陰式直腸切断術が選択されることが多かった。局所再発例は1例も認めず、根治術できる症例については予後は良好であると考える。今後は腹腔鏡をはじめとした低侵襲手術を検討した上で、肛門機能温存術なども検討する必要性があると考える。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:手術療法

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