演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

再発・難治性多発性骨髄腫に対するLenalidomide + Dexamethasone療法の臨床効果

演題番号 : O77-4

[筆頭演者]
福島 俊洋:1 
[共同演者]
清水 啓智:1、佐藤 智美:1、中村 拓路:1、岩男 悠:1、中島 章夫:1、三木 美由貴:1、坂井 知之:1、正木 康史:1、梅原 久範:1

1:金沢医科大学 血液免疫内科学

 

背景:再発・難治性多発性骨髄腫に対する治療戦略におけるLenalidomide + Dexamethasone療法の意義を明らかにするため、同療法の治療効果、有害事象を後方視的に解析した。患者・方法:対象は金沢医科大学病院において同治療を行った再発・難治性多発性骨髄腫 19例。男性 6例、女性 13例、年齢 56-89歳(中央値 70歳)。IgG型;13例、IgA型;4例、BJ型;1例、IgD型;1例。ISS 1;2例、2;8例、3;9例。腎不全合併 2例、予後不良染色体あり 10例。診断から同治療開始までの期間 1-216ヶ月 (中央値 30ヶ月)、前治療レジメン数 1-5 (中央値 3)、Boretezomib投与歴あり 13例、Thalidomide投与歴あり 4例、自家移植歴あり 1例。結果:Lenalidomideの初回1日投与量:5mg 3例、10mg 7例、15mg 4例、25mg 5例、総投与量 110 mg-3,810 mg (中央値 1,335 mg)。奏効率(PR以上) 63.2%、SD 26.3%、PD 10.5%。OS中央値 499日、TTP中央値 372日であった。BortezomibあるいはthalidomideにPDの状態でLenalidomide + Dexamethasone療法を施行した8例においてはVGPR 1例、PR 5例、SD 1例、PD 1例であった。Grade 3以上の有害事象は好中球減少 6例、血小板減少 3例、FN 3例、肺炎 1例、尿閉 1例、便秘 1例、せん妄 1例。結論:Lenalidomide + Dexamethasone療法は新規薬剤に対し抵抗性の症例を含む再発・難治性多発性骨髄腫患者に有効な治療法と考えられた。血球減少のほか、感染症、精神・神経学的な有害事象にも注意が必要である。

キーワード

臓器別:造血器・リンパ

手法別:化学療法

前へ戻る