演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

免疫抑制剤・化学療法により発症するB型肝炎対策への取り組み

演題番号 : O76-1

[筆頭演者]
後藤 愛実:1,2 
[共同演者]
細見 誠:1,2、牧 智恵子:1,2、西原 雅美:1,4、勝間田 敬弘:1、後藤 昌弘:2,3,4、津田 泰宏:3、樋口 和秀:3,4、村尾 仁:4

1:大阪医科大学附属病院 薬剤部、2:大阪医科大学附属病院 化学療法センター、3:大阪医科大学 第二内科、4:大阪医科大学附属病院 医療安全推進部

 

〔目的〕
近年、化学療法や免疫療法の進歩に伴い、多様な抗癌剤や免疫抑制剤を使用する機会が増加している。2009年に厚生労働省の研究班により「免疫抑制剤・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン」が作成され、当院の「がん化学療法関連業務手順・マニュアル類」においても、このガイドラインを参考に化学療法を行う場合には全例にスクリーニング検査として、HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体の測定を推奨している。しかしながら、検査実施の有無を確認するシステムが構築されておらず、最終的に検査を行うか否かは主治医の判断に委ねられている。そこで、当院におけるスクリーニング検査の実施状況を調査し医療安全推進部、化学療法センター、薬剤部で協力し、院内のB型肝炎再活性化対策の取り組みを行ったので報告する。
〔方法〕
平成24年9月から11月の期間に化学療法を施行した患者を対象に、化学療法開始前にHBs抗原、HBs抗体、HBc抗体がスクリーニングされているか、抗体陽性例においてHBVDNA定量検査が行われているか等を調査した。
〔結果〕
調査期間内に入院、外来で化学療法を施行された症例は645例でHBs抗原測定率は88.8%、HBs抗体測定率は20.0%、HBc抗体測定率は21.1%であった。
〔考察〕
HBs抗原についてはスクリーニングされているもののHBs抗体、HBc抗体については低い測定率となった。医療安全推進部では院内で「HBVの再活性化問題に関する医療改善委員会」を設置し、院内の啓発活動とシステム構築を行うこととした。その結果、スクリーニングの検査率に変化があったかどうかも今後検討する予定である。

キーワード

臓器別:その他

手法別:支持療法

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