演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

進行胃癌に対するS-1+シスプラチン療法の抗腫瘍効果予測のためのバイオマーカー探索

演題番号 : O75-4

[筆頭演者]
上田 修吾:1 
[共同演者]
後藤 徹:1、岩村 宣亜:1、戸田 怜:1、川本 浩史:1、井上 善景:1、吉冨 摩美:1、内田 洋一朗:1、飯田 拓:1、寺嶋 宏明:1

1:田附興風会医学研究所北野病院 消化器センター外科

 

背景 進行再発胃癌に対するS-1+シスプラチン療法は、進行再発胃癌に対する標準療法であるが、近年術前化学療法レジメンとしても広く用いられている。同療法は多数症例に有効性を認めるが、治療効果を示さない症例には不利益を生じるため、治療前の抗腫瘍効果予測が望まれている。方法 当院で進行再発胃癌(術前化学療法症例を含む)35症例を対象に、化学療法前に胃癌主病巣の生検組織よりRNAを抽出し、Focused array法により遺伝子発現を調べた。主に胃癌主病巣において腫瘍縮小効果を認めた症例をResponder、認めなかった症例をNon-Responderと分類した。結果 Responderは22例(63%)、Non-Responderは13例であった。Thymidylate synthase (TS), Thymidine phosphorylase (TP), Dihydropyrimidine dehydrogenase (DPD), Epidermal growth factor receptor (EGFR), Vascular endothelial growth factor (VEGF), Excision repair cross-complementing gene 1 (ERCC1)各遺伝子は、Responderにおいて低発現であった。結論 抗癌化学療法前に胃癌生検組織の遺伝子発現を調べることで、抗癌化学療法の効果予測に役立つ可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:バイオマーカー

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