演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

胃癌患者におけるSPARC遺伝子発現の臨床的意義

演題番号 : O74-6

[筆頭演者]
佐藤 勉:1 
[共同演者]
大島 貴:1、長谷川 慎一:1、中園 真聡:1、藤川 善子:1、藤川 寛人:1、金澤 周:1、菅野 伸洋:1、玉川 洋:1、山本 直人:1、湯川 寛夫:1、吉川 貴己:2、利野 靖:1、今田 敏夫:1、益田 宗孝:1

1:横浜市立大学  外科治療学、2:神奈川県立がんセンター 消化器外科

 

【背景・目的】Secreted protein acidic and rich in cysteine (SPARC)の発言は、様々な癌腫で癌の増殖、浸潤、転移に関与していることが報告されている。今回われわれは胃癌におけるSPARC遺伝子の発現と臨床的意義について検討した。【方法】対象は前治療歴のない胃癌手術症例227例。胃癌組織と近接正常胃粘膜よりmRNAを抽出し、RT反応にてcDNAを作成、定量PCR法にてSPARCの相対的発現量を測定した。SPARC遺伝子の発現と臨床病理学的因子および生存率との関係を検討した。【結果】近接正常胃粘膜に比べて、胃癌組織での相対的SPARC発現は有意に高値であった(P=0.001)。SPARC高発現群では、低発現群に比べ漿膜浸潤症例が有意に多かった(P=0.046)。累積5年生存率は、低発現群の70.7%に対し、高発現群では44.2%であり、有意に予後不良であった(P=0.002)。多変量解析においてSPARCの高発現は独立した予後規定因子であった(P=0.006)。【結語】胃癌患者において胃癌組織のSPARC遺伝子の高発現は予後予測因子として有用である可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:ゲノム・遺伝子

前へ戻る