演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

進行胃癌における術前治療の組織学的効果判定と予後について

演題番号 : O73-4

[筆頭演者]
高橋 常浩:1 
[共同演者]
才川 義朗:2、高石 官均:1、深田 淳一:3、川久保 博文:2、和田 則仁:2、川口 修:3、竹内 裕也:2、茂松 直之:3、北川 雄光:2

1:慶應義塾大医学部 腫瘍セ、2:慶應義塾大医学部 一般・消化器外科、3:慶應義塾大医学部 放射線治療科

 

[背景]われわれは2002年より切除不能進行胃癌に対して化学放射線療法を施行し、根治切除が可能と判断した症例には手術を介入してきた。今回、術前化学放射線療法の組織学的効果、特にGrade3(pCR)を含めた臨床病理学的因子と予後に関して報告する。[対象]2002年12月から2013年3月の期間に化学放射線療法後、R0切除となった43例を対象とした。[結果]男性33例、女性10例、平均年齢は63歳であった。局在はU:21、M:9、L:8、広範囲症例5例であった。肉眼型は3型:32、2型:6、4型:4、1型:1、組織型は分化型:22、未分化型:21例であった。cTはMP/SS:8、SE:24、SI:11、cNはN0:3、N1:5、N2:25、N3:10、cMはM0:25、M1:18例であった。組織学的効果はGrade1a:6、1b:6、 2:16、3:15例であった。術前治療は平均3.5コースであった。単変量解析では、性別、年齢、局在、肉眼型、組織型、cT、術前治療コースで予後に差を認めず、cN、cM、組織学的効果判定で予後に有意差を認めた。このうち、cM、組織学的効果判定が多変量解析で予後因子となった。[結論]化学放射線療法は、遠隔転移のない局所進行胃癌には治療効果が期待され、根治切除が出来た症例では、pCRが予後因子の一つとなる可能性がある。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:集学的治療

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