演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

SDSは再発卵巣がんの予後に貢献する

演題番号 : O72-1

[筆頭演者]
井谷 嘉男:1 
[共同演者]
大野 澄美玲:1、石橋 理子:1、小川 憲二:1、小宮 慎之介:1、杉浦 敦:1、平野 仁嗣:1、河 元洋:1、豊田 進司:1、喜多 恒和:1

1:奈良県立奈良病院 産婦人科

 

[目的]初回治療によってoptimal(残存腫瘍径<1cm)となった進行卵巣癌(II,III,IV期)(optimal)再発例に対する2次的腫瘍減量術(SDS)の予後への寄与を検討する。[方法]2000~2011年の12年間に再発した59例のうち、optimal例38例について再発後生存期間をKaplan-Meier法により算出し、予後因子をcox比例ハザードモデルにより後方視的に解析した。[結果]年齢中央値53 (35-78)歳、治療開始時の進行期はII期1例、III期36例、IV期1例であった。1)年齢(60歳以下vs 60歳超)、2)組織型(serous vs non-serous)、 3) SDS (有 vs 無)、4)初回治療終了から再発までの期間(180日未満vs 180日以上)の50%生存期間(日)はそれぞれ1) 1162 vs 1206、2)1162 vs 2669+、3)2174 vs 805、4)996 vs 2106でありSDSが唯一生存期間を延長させた(p=0.006; Wilcoxon)。cox比例ハザードモデルによる単変量解析ではSDS有りでリスク比0.01(95%信頼区間:0.06, 0.69; p=0.0045)、多変量解析にてもSDS有りで0.0274(95%信頼区間:0.01, 0.71; p=0.008) で予後因子となった。[結論]optimal再発例では、SDSにより生存期間が延長する可能性が高く、外科的切除を治療の選択肢として積極的に考慮すべきである。

キーワード

臓器別:卵巣

手法別:手術療法

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