演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

再発卵巣癌に対するGemcitabine+Carboplatin併用療法の後方視的研究(KCOG-G1203s研究)

演題番号 : O71-6

[筆頭演者]
河村 京子:1 
[共同演者]
長谷川 清志:1、西尾 真:2、佐藤 美紀子:3、安達 博:4、原野 謙一:5、伊藤 公彦:6、池田 仁恵:7、西村 正人:8、浪花 潤:9、西田 裕一:10

1:藤田保健衛生大学 、2:久留米大学 、3:横浜市立大学 、4:聖隷浜松病院、5:日本医科大学武蔵小杉病院、6:関西ろうさい病院、7:東海大学、8:徳島大学、9:鳥取大学、10:碧南市民病院

 

[背景・目的] Gemcitabineは2011年に公知申請システムにより、本邦で卵巣癌における適応が取得された。海外では既にプラチナ感受性再発でTC療法が不適当な症例にはGC療法が汎用されているが、本邦ではGC療法の使用経験は豊富とはいえない。各施設で蓄積されつつあるGC療法のデータを総合して解析、評価することは、今後GC療法を婦人科領域で安全に実施していく上で重要と考え、本邦におけるGC療法の効果と安全性について、多施設共同の後方視的コホート研究(関西臨床腫瘍研究会(KCOG)-G1203s trial)を行った。[方法] 2010年1月から2013年3月までの期間にGC療法が施行された再発卵巣癌(卵管癌、腹膜癌も含む)59例。Gemcitabine 1000mg/m2または800mg/m2をday1,8+carboplatin AUC4 day1を3週または4週毎に施行した。患者の登録は後方視的に集積した。[結果]59例の年齢の中央値は60歳(範囲:29-87)。50例(85%)がECOG Performance statusが0であった。原発臓器は卵巣47例、卵管8例、腹膜4例であった。組織型は漿液性腺癌38例、類内膜腺癌9例、明細胞腺癌3例、粘液性腺癌2例、腺癌4例、その他3例であった。進行期は54例(91%)がIII期以上であった。再発後GC療法までの化学療法のレジメン数の中央値は1(範囲:0-6)であった。GC療法は総309サイクル行われ、治療サイクル数の中央値は6サイクル(範囲:1-15)であった。59例中46例(78%)において治療効果判定が可能であった。CR/PR/SD/PDはそれぞれ9例(20%)/14例(30%)/17例(37%)/6例(13%)であった。無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)の中央値は、それぞれ238日(範囲:14-690日)と661日(範囲:63-1062日)であった。Grade 3/4の血液毒性は血小板減少が38例(64%)、は白血球減少が34例(58%)、好中球減少が42例(71%)であった。Grade 3の非血液毒性は悪心、嘔吐、発熱がそれぞれ1例(2%)、アレルギー5例(8%)であった。[結語]GC療法は海外のみならず本邦においても、再発卵巣癌に対して有用で、有害事象も認容可能であることが示された。

キーワード

臓器別:卵巣

手法別:化学療法

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