演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

プラチナ/タキサン感受性再発 Müllerian carcinoma に対する dose dense TC 療法

演題番号 : O71-4

[筆頭演者]
皆川 幸久:1 
[共同演者]
島田 宗昭:2、佐藤 誠也:2、佐藤 慎也:2、岡田 誠:1、板持 広明:2、入江 隆:3、北田 文則:4、金森 康展:5、紀川 純三:6

1:鳥取県立中央病・産婦、2:鳥取大・産婦、3:松江市立病・産婦、4:大阪府済生会吹田病・産婦、5:山口赤十字病・産婦、6:鳥取大・がんセ

 

【目的】上皮性卵巣癌に対する初回化学療法として weekly Paclitaxel + Carboplatin 療法(以下、dose dense TC 療法)の有効性は示されているが、再発癌に対する有用性は明らかでない。本研究では feasibility の視点からプラチナ/タキサン感受性再発 Müllerian carcinoma に対する有用性を知ることを目的とした。【対象と方法】前治療として根治的手術(primary または interval debulking surgery)とプラチナ/タキサン併用療法を受け、6ヵ月以上の無病生存が得られた後、再発が明らかとなったPS2以下の臨床進行期 Ic-IV 期の Müllerian carcinoma 症例(上皮性卵巣癌 15例、卵管癌1例、腹膜癌2例;漿液性腺癌16例、類内膜腺癌2例)を対象とした。年齢は30-75歳(平均57.4歳)、前治療終了後からの無病期間は6-53ヵ月(平均18.6ヵ月)であった。weekly PTX 80 mg/m2(day 1,8,15)+ tri-weekly CBDCA AUC 6 (day 1) を1コースとして開始し、一定の治療変更基準(減量規程)に基づいて継続した。各コースにおける治療完遂率を primary endpoint、dose intensity、奏功率、治療奏功期間および薬物有害反応を secondary endpoint とした。【結果】dose dense TC 療法の施行コース数は1-12コース(平均4.5コース、中央値 4コース)であった。1例では初回コース中に継続中止となった。薬剤減量を35.3%(6/17) で要した。コース毎の治療完遂率は88.2-100%であり、各コース中に薬剤減量を要した症例はなかった。41.2%(7/17)で6コースまで治療を継続した。奏功率は76.5%(CR 9例、PR 4例)であった。非血液毒性は軽度であったが、血液毒性は著明で、Grade 2-4の顆粒球減少、Grade 1-3の血小板減少、Garde 1-4の貧血を生じた。特に、貧血が高度であった。【考察】一定の減量規程に従えば、dose dense TC 療法はプラチナ/タキサン感受性 Müllerian carcinoma に対する治療の選択肢になる可能性がある。

キーワード

臓器別:卵巣

手法別:化学療法

前へ戻る