演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

子宮頚癌放射線治療後のHysterectomy

演題番号 : O70-2

[筆頭演者]
早瀬 良二:1 
[共同演者]
原賀 順子:1、澤田 麻里:1、永井 あや:1、多賀 茂樹:1、山本 暖:1

1:国病機構福山医療セ

 

【はじめに】一般的に子宮頚癌治療に放射線治療やCCRT(抗がん剤併用放射線治療)を選択した場合は、再燃時化学療法になることが多いと思われる。しかし、子宮を中心に再燃を認める場合(central recurrence)はhysterectomyを選択することも治療手段の一つである。【症例および経過】当院で行った放射線治療後のhysterectomy7例について検討した。年齢は43〜69歳(中央値56歳)、臨床進行期は2b期4例、3b期3例、組織型は扁平上皮癌4例、腺癌2例、癌肉腫1例であった。手術理由は再燃4例、放射線治療効果なし1例、治療後のadjuvant1例、増大する子宮留膿腫1例であった。放射線治療後hysterectomyまでの期間は2週後1例、2ヶ月後1例、11ヶ月後2例、12ヶ月後、49ヶ月後、51ヶ月後各1例であった。2ヶ月までの2例では骨盤リンパ節のsamplingは可能であったが、他の症例では困難であった。11ヶ月後の1例で膀胱剥離が困難であった。49ヶ月経過例では後腹膜腔が開けなかった。手術時に尿管ステントは2週後の1例を除き、6例に併用し、hysterectomyをする過程で安心感をもたらした。手術時間(ステント挿入時間含む)は116分〜202分(中央値170分)、出血量は80〜900ml(中央値400ml)であった。7例のうち3例で再燃し、1例は術後9ヶ月で死亡した。術後の最長生存者は25ヶ月再燃なく経過している。術後再燃し、膀胱膣瘻および直腸膣瘻となった2例に人工肛門を設置した。【まとめ】少数例の検討ではあるが、放射線治療後のhysterectomyは約1年以内では後腹膜腔を開けることは可能であること、尿管ステント挿入が手術時に大いに助けになることがわかった。症例によっては生存期間延長に大いに寄与する場合もある。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:手術療法

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