演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

胃癌に対するReduced-port laparoscopic gastrectomy (RPG) の有用性

演題番号 : O67-3

[筆頭演者]
國崎 主税:1 
[共同演者]
牧野 洋知:1、木村 準:1、大島 貴:1、大田 貢由:1、高川 亮:2、小坂 隆司:2、小野 秀高:2、秋山 浩利:2、遠藤 格:2

1:横浜市立大学附属市民総合医療センター  消化器病センター 外科、2:横浜市立大学 医学研究科 消化器腫瘍外科学

 

目的: RPG (multi-access port+1port)の有用性を明らかにする。対象と方法:同一術者が施行したRPDG 52、RPTG 18と5-ports + 小開腹創(5cm) のconventional LADG 45, CLATG15の治療成績を比較検討した。RPG手技:臍部に小開腹創(DG 2.5, TG4.0)をおきSILSportまたはOCTOportを, 右側腹部には12mm portを留置する。非吸収糸で腹壁2点と後腹膜1点で三角形を形成し、KAIMENを挿入し肝を圧排する。術者は右側に立ち, energy device は主に臍部portから挿入し、組織に対し接線方向から操作できるよう必要に応じ右側腹部portから挿入し左手で操作する。これにより臓器損傷を避け、安全性・安定性が確保できる。右側大網の切離はASPDVを露出するよう膵実質表面を露出させ十二指腸壁まで到達する。No.6はRGEV まで右手で操作、RGEA は左手で操作し根部で処理後、十二指腸を切離する。RGAの処理に先行してCHAを膵上縁で確認し、PHA神経叢を露出させRGA根部を処理する。No.8a/11p郭清時は左手でenergy deviceを操作し、右手で膵臓を尾側に牽引する事で切離線が膵上縁と平行になり、膵実質を損傷せずNo.11p/dを衝立上に剥離でき、腸間膜化を図りながらGerota fasciaまで露出し郭清できる。RPDGの再建は完全鏡視下にmodified delta吻合でB-I再建する。RPTGの再建はcircular staplerを用い Roux-en-Y法で行い、OrVilあるいは手縫いによりanvilを挿入留置する。ドレーンは右側腹部から1本留置する。成績:DG群;術中因子;RPG群は全手術時間 (277.6/231.5)が長く、全出血量 (65.7/97.2)、再建時出血量(16.1/39.0)は少なかったが、他因子の差はなし。術後合併症は(縫合不全0/1、吻合部狭窄3/2、SSI2/2、膵液瘻1/2)差なし。TG群;術中因子;RPG群は、全手術時間 (314.7/263.0)、リンパ節郭清時間(177.2/135.8)が長く、他因子の差はなし。術後合併症は(縫合不全1/1、吻合部狭窄1/1、SSI1/1、肺炎0/1)差なし。結語:RPGは安全に施行可能で、審美性に優れ有用な術式の一つである。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:内視鏡手術

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