演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

大腸癌の脳転移症例の解析

演題番号 : O65-6

[筆頭演者]
青木 淳:1 
[共同演者]
小室 泰司:1、原田 介斗:1、高橋 幸江:1、下山 達:1,4、佐々木 栄作:1、高橋 慶一:2、篠浦 伸禎:3、前田 義治:1、佐々木 常雄:1

1:がん・感染症センター都立駒込病院 化学療法科、2:がん・感染症センター都立駒込病院 外科、3:がん・感染症センター都立駒込病院 脳神経外科、4:がん・感染症センター都立駒込病院 臨床研究支援室

 

【背景】大腸癌の脳転移はまれであり、臨床的な知見は限られている。本研究では、大腸癌の脳転移症例の特徴・臨床経過を解析し報告する。【方法】東京都立駒込病院で2004年から2012年の期間に治療を受けた大腸癌の脳転移症例について後方視的に解析を行った。【結果】大腸癌の脳転移症例76例が同定された。そのうち男性46例、女性30例であった。脳転移診断時の年齢の中央値は62歳 (35-87歳)だった。全患者の脳転移診断後の全生存期間の中央値は23週間だった。全生存に対する単変量解析では予後良好因子として以下の因子が抽出された。;KPS (>50)、単発性脳転移、RPA class I/II、原発巣・その他の転移のコントロール、定位放射線治療、外科的切除。多変量解析では単発性脳転移 (ハザード比 0.279 p=<0.001)、定位放射線治療 (ハザード比 0.4 p=0.022)と外科切除 (ハザード比 0.466 p=0.043)が独立した予後予測因子として示された。【考察】本研究では単発性の脳転移症例で、定位放射線治療・外科的切除を受けた症例の予後が良好であることが示された。脳転移の早期発見と根治的な治療が大腸癌の脳転移症例の予後を改善すると考えられた。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:集学的治療

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