演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

術前化学療法を施行した周囲浸潤を伴うS状結腸癌・直腸癌症例の検討

演題番号 : O65-5

[筆頭演者]
宮里 浩:1 
[共同演者]
平良 済:1、知念 順樹:1、長濱 正吉:1、金城 泉:1、友利 寛文:1、小野 亮子:1、宮国 孝男:1

1:地方独立行政法人那覇市立病 外科

 

周囲浸潤を伴う大きな局所進行S状結腸・直腸癌例においては、膀胱全摘や骨盤内臓全摘術が必要となることがあり、その際には術後のQOLが著しく損なわれる。今回、術前化学療法を施行し、R0の一部機能温存した術が可能となった5症例を経験したので報告する。対象)術前化学療法を施行した局所進行S状結腸・直腸癌5例結果)男性4例、女性1例、平均年齢60歳(47~76)。原発は、S状結腸1例、直腸4例。腫瘍膀胱浸潤2例、前立腺浸潤1例、膀胱前立腺浸潤1例、子宮浸潤1例であった。化学療法は、mFOLFOX6が3例、FOLFILI+セツキシマブが2例。治療効果は、全例PRであった。手術は、全例で肛門が温存可能で、前立腺膀胱全摘術2例、前立腺全摘1例、膀胱部分切除術1例、子宮全摘術1例。全例R0手術が可能であった。平均観察機関は、39か月(13~54)で、予後は、3例が無再発生存中で、1例が肺転移出現、1例が肺肝転移が出現した。4例が生存中で、1例が死亡された。[結語]周囲浸潤を認める大きな局所進行S状結腸・直腸癌例において、術前化学療法を行うことにより、R0の一部機能温存した術が可能となった。ただし、治療抵抗性の場合、切除時期を逃してしまう可能性があり、適切な効果判定を行い、治療抵抗性の場合には速やかな治療変更を考慮する必要がある。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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