演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

ステージ4腹腔鏡下大腸癌手術症例の検討

演題番号 : O62-1

[筆頭演者]
西舘 敏彦:1 
[共同演者]
古畑 智久:1、沖田 憲司:1、植木 知身:1、秋月 恵美:1、伊東 竜哉:1、目黒 誠:1、信岡 隆幸:1、木村 康利:1、水口 徹:1、秦 史壮:2、佐々木 一晃:3、平田 公一:1

1:札幌医科大学 消化器・総合、乳腺・内分泌外科、2:札幌道都病院、3:小樽掖済会病院

 

【はじめに】結腸癌に対する腹腔鏡下大腸切除術と開腹手術の大規模比較試験が欧米を中心に行われ、術後疼痛、腸管蠕動の回復、術後在院日数などの短期成績において腹腔鏡下手術の有用性が認められた。これらの利点を考慮し、当科では原発巣の根治性が得られるステージ4大腸癌症例に対しても、腹腔鏡下手術を適応としている。【対象】1991年1月から2011年12月の期間における大腸癌手術症例は1380例であり、その内ステージ4症例は、205例(14.9%)を対象とした。【結果】腹腔鏡下大腸切除術の割合は、ステージ4大腸癌205例中63例(30.7%)であったが、進行大腸癌の腹腔鏡下手術適応を拡げた2002年以降では、ステージ4大腸癌109例中62例(56.8%)であった。開腹移行症例は4例であり、いずれもsSI症例であった。ステージ4因子は、肝転移49例、肺転移10例、腹膜播種21例、その他4例であった。開腹症例は、同時肝切除症例、多発リンパ節転移症例、腸閉塞症例が主な因子であった。遠隔転移に対して同時切除を施行した症例は4例であり、肝切除3例、肺切除1例であった。原発巣切除後に肝切除を施行した症例は10例に認めたが、癒着が軽度である利点を認めた。【おわりに】腹腔鏡下手術は短期成績を改善することより、原発巣の根治性が得られるステージ4症例でおいては、術後化学療法の早期導入が可能となること、また肝転移に対して再開腹を行う際に癒着が軽度である利点があると考えられた。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:内視鏡手術

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