演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

複数の組織型が混在する大腸癌の予後

演題番号 : O61-6

[筆頭演者]
佐伯 博行:1 
[共同演者]
神谷 真梨子:1、末松 秀明:1、加藤 綾:1、稲垣 大輔:1、松浦 仁:1、高田 賢:1、大沢 宏至:1、藤澤 順:1、松川 博史:1

1:横浜南共済病院

 

はじめに)大腸癌取扱い規約では種々の組織型が混在する場合、面積的に最も優勢な組織型をもってその組織型とされる。今回、高分化腺癌、中分化腺癌により低分化な成分が混在する場合の予後を検討した。対象と方法)1999年から2010年までにCurA切除を行ったStage1~3の大腸癌754症例。高分化群(pap,tub1)248例、中分化群(tub2)468例、低分化群(por,muc,sig)38例に分け予後を比較した。また高分化群の中で中分化または低分化を含む群と含まない群、中分化群の中で低分化を含む群と含まない群に分け予後を比較した。結果)背景因子の比較では低分化群では深達度SS,A以上、リンパ節転移陽性、高齢者、術前イレウス・穿孔などが多かった。3年無再発生存率は高分化群82%、中分化群76%、低分化群65%であった(p=0.02)。高分化群の中で中分化、低分化を含まない群、中分化を含む群、低分化を含む群の3年無再発生存率を比較すると85%、78%、70%で中分化、低分化を含む群で不良であったが有意差はなかった。中分化群の中で低分化を含まない群と含む群の3年無再発生存率は76%、80%で差がなかった。結論)中分化や低分化成分を含む高分化腺癌は予後が悪い可能性がありさらに検討が必要である。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:病理

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