演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

口腔扁平上皮癌患者のゲノム構造異常解析による治療抵抗性予測

演題番号 : O6-2

[筆頭演者]
森田 圭一:1 
[共同演者]
松川 祥:2、原田 浩之:2、島本 裕彰:2、富岡 寛文:2、田中 香衣:2、林 深:3,4、小崎 健一:3,4、稲澤 譲治:3,4、小村 健:1,2

1:東京医歯大 硬組織疾患ゲノムセ 先端診断法開発部門、2:東京医歯大院 医歯学総合研究科 顎口腔外科学、3:東京医歯大 硬組織疾患ゲノムセ 硬組織疾患ゲノム構造解析部門、4:東京医歯大 難治疾患研 分子細胞遺伝学

 

【目的】 口腔扁平上皮癌患者の治療抵抗性を予測するために、ゲノムコピー数変化を検出し網羅的ゲノム構造異常を解析した。【対象と方法】対象は口腔扁平上皮癌患者45例とした。生検、原発巣あるいはリンパ節転移巣のホルマリン固定パラフィン包埋組織からDNAを抽出し、CGHマイクロアレイにてCNVを検出し、がん抑制遺伝子FHIT, CSMD1, CDKN2, PTEN, TP53, SMAD4およびがん遺伝子PIK3CA, EGFR, MET, MYC, CCND1が座位する3p14, 8p23, 9p21, 10q23, 17p13, 18q21, 3q26, 7p11, 7q31, 8q24, 11q13領域のゲノム欠失および増幅を検討した。【結果】無病生存24例中がん遺伝子PIK3CAの増幅は13例に、EGFR の増幅は7例に、MYCの増幅は14例に、CCND1の増幅は8例に、がん抑制遺伝子FHITの欠失は3例に、CSMD1の欠失は5例に、CDKN2の欠失は3例に認めた。原病死18例および術前化学放射線療法抵抗性3例の計21例中がん遺伝子PIK3CAの増幅は7例に、EGFR の増幅は6例に、MYCの増幅は12例に、CCND1の増幅は9例に、がん抑制遺伝子FHITの欠失は8例に、CSMD1の欠失は9例に、CDKN2の欠失は6例に認めた。【結論】がん遺伝子増幅よりもがん抑制遺伝子欠失が治療抵抗性に関与する可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:口腔

手法別:ゲノム・遺伝子

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