演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)で検出された前立腺癌の検討

演題番号 : O55-1

[筆頭演者]
斎藤 俊弘:1 
[共同演者]
山崎 裕幸:1、小林 和博:1、北村 康男:1、吉水 敦:2、車田 茂徳:2

1:新潟県立がんセンター新潟病院 泌尿器科、2:済生会新潟第二病院 泌尿器科

 

【目的】新潟県立がんセンター新潟病院と済生会新潟第二病院は前者が前立腺がんの診療を、後者が前立腺肥大症の手術を担当する役割分担で連携体制をとっている。後者において経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)を施行し、その標本に前立腺がんを認めた場合は原則的に前者に紹介、その治療もしくはフォローを行うこととしている。その実態および患者さんの転帰について検討した。【方法】2006年7月以降済生会新潟第二病院でHoLEPが施行され、その病理組織に前立腺癌が認められたため新潟県立がんセンター新潟病院泌尿器科に紹介された54例を対象とし、その臨床像と経過について検討した。PSA増悪の定義は最低値から25%かつ2ng以上の上昇とした。なお、尿閉など症状の強い高齢者には前立腺癌の疑いが強くても針生検を行わず(もしくは同日針生検を行った上で)HoLEPを施行している。【結果】観察期間は3-69ヶ月(平均30.1ヶ月)、年齢は55-91歳(平均73.8歳)、切除重量は5-130g(平均30.2g)、術前PSAは0.66-394ng/ml(中央値7.35ng/ml)、HoLEP後のPSA値は0.05-200ng/ml(中央値1.4ng/ml)、Gleason scoreは6以下が27例、7が12例、8以上が15例であった。6例はStageDであった。治療は34例で経過観察, 14例は内分泌療法、5例に内分泌併用放射線療法、1例で内分泌化学療法が行われた。StageC症例で1例、StageD症例で1例癌死症例があった。経過観察症例での5年PSA非増悪率は85.7%であった。治療を行った症例の5年PSA非増悪率は82.5%であった。【考察】HoLEPで発見された前立腺癌症例はおおむね経過良好に推移していた。今後観察期間を延ばしてさらに追跡したい。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:診断

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