演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

城東地区におけるがん医療の問題点 -大都会の盲点-

演題番号 : O52-3

[筆頭演者]
大澤 浩:1 
[共同演者]
判田 直子:1、明星 智洋:1、後藤 宏顕:1

1:社会福祉法人 仁生社 江戸川病院 腫瘍血液内科

 

東京都東部に位置する江戸川区の人口は65万人(2010年)であり、高齢化率は18.2%である。年間主要死因別死亡数は、がんが最も多く総死亡数の31.8%を占め、がん医療が問題となっている。東京都東部には江東区にがん拠点病院が1病院と墨田区に東京都認定病院が1病院設置されている。しかしこの2区より人口が多い江戸川区にはがん診療病院も大学病院もない。そして一般病床数、一般医師数や看護師数も少ない。これ以上に問題なのは、標準化死亡比、年齢調整死亡率もほぼすべてのがん腫で東京都よりも高値であることである。以上の事から予防を含めたがん対策、がん医療、がん患者連携は極めて重要な課題になっている。今後、がん治療の均一化によるがん診療を行うにはがん診療病院認可などのハード面、医療従事者確保などのソフト面双方の整備が急務であり、がん診療を担っている既存病院や医師達の努力が必要である。また地域においては、病院のみにがん診療・緩和ケアを任せるのではなく、医師会や官民一体となった協力が不可欠である。最後に、東京都23区内であっても地方都市で問題となっている同じような医療格差が現実に存在するのである。

キーワード

臓器別:その他

手法別:地域連携

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