演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

遠隔テレビ会議システムを用いた『緩和ケアテレビカンファレンス』の有用性

演題番号 : O52-1

[筆頭演者]
木村 祐輔:1 
[共同演者]
長澤 昌子:2、岩谷 岳:1、西塚 哲:1、新田 浩幸:1、大塚 幸喜:1、柏葉 匡寛:1、肥田 圭介:1、佐々木 章:1、藤岡 知昭:2、若林 剛:1

1:岩手医科大学 外科学講座、2:岩手医科大学 腫瘍センター

 

【はじめに】当院は岩手県における都道府県がん診療連携拠点病院として、県下の地域がん診療連携拠点病院をはじめ、様々な医療機関と連携し、がん医療の均てん化を推進してきた。2008年より県内の医療従事者に対する緩和ケアの普及、知識・技術の向上および連携の強化を目的として、多職種参加型の遠隔テレビ会議システムを用いた『岩手県緩和ケアテレビカンファランス』を開催してきた。学習会発足後約4年6ヶ月間の活動状況を報告する。【運用システム】広大な県土を有する本県において、保健・医療・福祉、教育などの情報が、必要なときに地域によらず共有できる環境を整備するため、時間と距離を克服する手段として2000年に情報通信ネットワークが構築された。更に本システムを元に2005年に、2次医療圏を網羅した11カ所の中核病院と本学が連携した「医療情報ネットワーク」の運用が開始された。本カンファレンスはこのシステムを用いて原則月一回、継続的に開催してきた。各学習会の主催は各医療機関の持ち回りとし、学習内容は、緩和ケアに関する困難症例の提示、研究報告、講義形式など自由形式とした。【結果】2008年8月〜2013年3月までに計43回開催し、のべ5212名の参加を得た。参加職種の内訳は、看護職53.9%、医師17.4%、薬剤師11.6%、MSW7.1%、栄養士1.9%、理学療法・作業療法士1.3%だった。所属医療機関は、がん診療連携拠点病院40%、一般病院44%、訪問看護ステーション8%、調剤薬局3%等であった。カンファレンスの難易度について、適切と感じる64%、やや難しい22%だった。緩和ケアの知識獲得について、非常に役立つ35%、役立つ55%だった。【今後の展望】テレビ会議システムを用いた『緩和ケアテレビカンファランス』は参加者の満足度も高く、緩和ケア知識・技術の向上、顔の見える医療連携に極めて有効な手段である。

キーワード

臓器別:その他

手法別:緩和医療

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