演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

転移性腎細胞癌逐次療法における薬剤選択理由の検討

演題番号 : O50-1

[筆頭演者]
山口 健哉:1 
[共同演者]
佐藤 亜耶:1、大日方 大亮:1、松井 強:1、佐藤 克彦:1、持田 淳一:1、山中 弥太郎:1、川田 望:1、高橋 悟:1

1:日本大学医学部 泌尿器科学系泌尿器科学分野

 

目的 腎細胞癌に対する分子標的薬の導入以後、本邦では現在5剤が保険適応となっている。病勢進行、新病変や有害事象の出現に応じて治療薬剤変更が行われる。サイトカインを含め、当科の治療薬剤変更について検討した。対象 2005年8月から2013年2月までに日本大学附属板橋病院でサイトカインと分子標的薬を用いた進行性腎細胞癌症例は、43例であった。このうち、2薬剤以上による治療を行なった32例を検討した。平均年齢は61歳、男性24人、女性8人、初回リスク分類はfavorable7人、intermediate20名、poor5名であった。使用薬剤数は、5剤が2例、4剤が2例、3剤が6例、2剤が20例であった。これら46の薬剤変更点の動向と変更理由を検討した。結果 1.1剤目がサイトカインの症例では、使用薬剤数が有意に多かった。2.各変更点の内訳は、サイトカインからTKI 12、TKIからTKI 22、TKIからmTOR 10、mTORからTKI 2であった。3.変更理由は、病勢進行または新病変出現30、有害事象の出現16であった。変更薬剤の選択に、サイトカイン後の1例で間質性肺炎が、TKI長期経過例では蛋白尿が影響していた。結論 ガイドラインに沿った薬剤変更以外に、副作用プロフィールが薬剤選択に影響していた。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:分子標的治療

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