演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

大腸癌肝転移に対する粒子線治療の検討

演題番号 : O48-4

[筆頭演者]
荒屋 正幸:1 
[共同演者]
寺嶋 千貴:2、金 東村:2、橋本 直樹:2、高木 克:2、美馬 正幸:2、藤井 收:2、出水 祐介:2、丹羽 康江:3、村上 昌雄:4、大西 洋:5、不破 信和:2

1:相澤病 陽子線治療セ、2:兵庫県立粒子線医療セ 放射線科、3:兵庫医科大 放射線科、4:独協医科大 放射線治療セ、5:山梨大 放射線科

 

【目的】兵庫県立粒子線医療センターでは大腸癌肝転移に対して手術不能例や化学療法不応例を中心に、局所制御(手術に変わりうる可能性)を期待し粒子線治療を施行してきた。その粒子線治療の成績について遡及的に検討する。
【方法】2003年5月~2012年4月に粒子線治療を行った大腸癌肝転移64病変、54症例(男:女=36:18、年齢33~89歳、中央値67歳)、線量(56~72GyE/8分割)、照射マージン=CTVマージン(5mm以下、10mm)を対象にした。
【結果】観察期間中央値は21ヶ月(4~71ヶ月)、局所制御率は1年:68.4%、2年:42.2%、全生存率は1年:86.8%、2年:54.7%、生存期間中央値は26.6ヶ月であった。局所制御率において、線種(炭素線、陽子線)、投与線量(68GyE未満、68GyE以上)、CTVマージン(5mm以下、10mm)による有意差は認められなかった。腫瘍径が36mm以下の病変は、37mm以上に対し局所制御率が良好である傾向を示した(p=0.078)。CTCAEv3.0にてGrade3以上の肝障害:1例、皮膚障害:5例、筋軟部組織障害:1例の有害事象が認められた。
【結論】中等度(腫瘍径:約4cm)以上の病変では、粒子線治療の局所制御が不良であり、手術の代替治療とはなり難いと考えられた。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:放射線治療

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