演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

放射線治療後の直腸癌術後骨盤内局所再発に対する重粒子線治療の有効性の検討

演題番号 : O48-3

[筆頭演者]
磯崎 哲朗:1,2 
[共同演者]
山田 滋:1、塩見 美帆:1、安田 茂雄:1、鎌田 正:1、辻井 博彦:1、松原 久裕:2

1:放射線医学総合研重粒子医科学セ病 治療課、2:千葉大院医学研究院先端応用外科学

 

【目的】術前術後照射が行われるようになり再発率は低下しているが未だに約10%に再発が認められる。放射線治療後の局所再発は治療に難渋することが多い。そこで直腸癌切除後の骨盤内局所再発に対する重粒子線治療の安全性と抗腫瘍効果を検討した。【方法】対象はX線治療を受けている直腸癌切除後の骨盤内に限局する再発病変である。炭素イオン線は70.4GyE/16回/4週間で治療を施行した。【成績】2006年から2013年まで40例に重粒子線治療を施行した。年齢は39から76才で平均年齢61才であった。再発部位としては仙骨前面が19例、骨盤側壁13例、骨盤周囲軟部組織8例であった。初回照射の線量は20から70Gy平均48Gyであった。組織障害としてgrade3の神経障害が2例、Grede2を6例認め、またgrede3の消化管障害や膿瘍形成が3例、grade2を2例認めた。いずれも照射歴のない重粒子線治療群と比較して頻度は高い傾向にあった。局所制御率は治療後3年の時点において95%であり、生存率は1年で86%であった。いずれも照射歴のない重粒子線治療群と比較して同様の良好な成績であった。【結論】重粒子線治療はすでにX線治療を受けている症例に対しても有効な治療手段であることが示された。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:放射線治療

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