演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

末梢型I期肺癌に対する炭素イオン線治療

演題番号 : O47-4

[筆頭演者]
齋藤 淳一:1 
[共同演者]
白井 克幸:2、岡野 奈緒子:1、高草木 陽介:1、鈴木 義行:1、大野 達也:2、中野 隆史:1

1:群馬大院腫瘍放射線学 、2:群馬大重粒子線医学研究セ

 

【目的】群馬大学では2010年より難治性固形腫瘍に対する炭素イオン線治療を開始している.末梢型I期肺癌症例の治療経過について報告する.【方法】群馬大学重粒子線医学センターにおいて,I期肺癌(末梢型)を対象として,2010年に7例,2011年に9例,2012年に12例,計28例の治療を施行した.内訳は,Ia期11例,Ib期10例,IIa期7例であり,組織型は扁平上皮癌11例,腺癌12例で,肺機能不良で組織診断が施行できない症例が5例であった.炭素イオン線治療は, 1日1回,週4回法を基本とし,T1症例に対しては総線量52.8Gy(RBE) / 4分割 , T2a症例に対しては総線量60.0Gy(RBE) / 4分割を投与した.【結果】全例で治療は完遂され,治療後1年の全生存率,無増悪生存率はそれぞれ94%,93%であり,1年局所制御率は100%であった.有害事象は,急性期皮膚炎についてはGrade 3以上は認められず,亜急性期・晩期の肺臓炎に関してはGrade 2,Grade 3がそれぞれ1例ずつ認められた.また晩期有害事象としてGrade 1の肋骨骨折が6例に認められた.【結論】末梢型I期肺癌に対する炭素イオン線治療は比較的安全に施行可能であり,経過観察期間はまだ短いが良好な局所制御が得られている.

キーワード

臓器別:肺・縦隔・胸膜

手法別:放射線治療

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