演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

進行非小細胞肺癌に対するPTX+CBDCA+BV併用化学療法の後方視的解析

演題番号 : O46-5

[筆頭演者]
大西 涼子:1 
[共同演者]
戸田 有紀:1、浅野 幸市:1、小林 瑞穂:1、鱸 稔隆:1、安田 成雄:1、佐野 公泰:1、加藤 達雄:1、中島 誠:2

1:国立病院機構長良医療センター 呼吸器内科、2:鹿児島医師会病院 薬剤部

 

【目的】実地医療における進行非小細胞肺癌に対する2次治療群を含むPTX+CBDCA+BV併用化学療法およびBV維持療法の安全性と有用性、PEM+CDDP+BVによるBevacizumab beyond progression(BBP)の安全性と有用性を後方視的に検討する。【対象と方法】2010年1月より2012年1月に当院にて、PTX+CBDCA+BV併用化学療法が施行された42例について後方視的に検討した。【結果】年齢中央値67歳(42-81)、男性/女性 29/13、PS0/1/2 16/25/1、1stライン30例(1次群)、2ndライン以降12例(2次群)、組織型は2例の大細胞癌を除き40例が腺癌であった。合併症として高血圧があり、降圧剤服用中の症例が20例あった。無増悪生存期間中央値は全体で7.5ヶ月、1次群7.0ヶ月、2次群8.1ヶ月であった。生存期間中央値は全体で22.5ヶ月、1次群25.1ヶ月、2次群17.5ヶ月であった。【結果1 PTX+CBDCA+BV併用化学療法】副作用で中断した6例とPD2例を除き34例が4コースのPTX+CBDCA+BV併用化学療法を完遂した。1次群30例でCR/PR/SD/PD 0/27/2/1で奏功率90%、病勢コントロール率95%、2次群12例でCR/PR/SD/PD 0/8/3/1で奏功率67%、病勢コントロール率95%であった。併用時のBV関連の副作用は、肺梗塞1例、消化管穿孔1例、血痰1例、鼻出血45%、高血圧88%、蛋白尿33%であった。【結果2 BV維持療法】BV維持療法は1次群の25例、2次群の10例に実施され、実施コース数中央値は7コース(1-40)であった。【結果3 BBP】BV維持療法を施行した1次群の7例と、2次群の2例が、PEM+CDDP(CBDCA)+BVによるBBPを実施した。また、PTX+CBDCA+BVでPDとなった1例もPEM+CDDP+BVを実施した。奏功率は40%、病勢コントロール率は90%、BBP開始後の無増悪生存期間中央値は5.6ヶ月であった。【結語】既治療例を含む進行非小細胞肺癌に対してPTX+CBDCA+BV併用化学療法およびBV維持療法は耐用可能で有用と思われる。PTX+CBDCA+BV→BV維持療法後のPD症例にPEM+CDDP+BVによるBBPは耐用可能であると思われる。

キーワード

臓器別:肺・縦隔・胸膜

手法別:分子標的治療

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